ネット証券の数は日に日に増えているため、どこを選べば良いのか迷われる方も多くいるかと思います。
この記事では、実際に私が口座を開き、使ってみた経験上で分かった<おすすめのネット証券会社>をご紹介していきます。
ネット証券を選ぶ際に重要となるポイントを中心に解説していきます。
- 取引ツールの使いやすさ
- 1回の約定手数料(現物株取引)
- その他、取引サポート環境等
上記のポイントを網羅しつつ、それぞれのネット証券を比較していきます。
口座開設費と口座維持手数料
ネット証券が一般的になる以前の証券会社では、口座開設費や口座維持手数料等がかかった会社やそれが当たり前の時代もあったようですが、現代のネット証券会社では、口座開設費や口座維持手数料がかかるケースはほぼなくなったと言えます。よって、これらを心配する理由は現在ではほぼありません。
むしろ現代では、取引手数料の安さ、取引ツールやスマホアプリの使いやすさ、ETF・投資信託銘柄の充実度といった項目が重視されるようになってきました。
それでは早速ネット証券のランキングに入りたいと思います。
ネット証券ランキングNO.1:SBI証券
ネット証券の中で、最も顧客満足度が高いのがSBI証券であり、口座開設数も他のネット証券と比較すると480万口座と最多です。
取引ツール
以前は月間使用料がかかった株取引ツールの【HYPER SBI】ですが、現在では信用取引口座を開いていれば、永年無料で使用できます。
使い勝手はとてもよく、私も日中は取引をしない場合でも、HYPER SBIを常時パソコン画面で開いております。画面上で常に日経平均から為替や先物の動き、登録銘柄の損益や個別ニュースの有無に至るまで全て分かるため、とても便利です。
また外出時に使える【SBI証券 株】アプリも使い勝手がよく、パソコンと登録銘柄の同期もできるので使いやすいです。外出先でも取引に困ることはほぼありません。
1回の約定手数料(現物取引)
1回の約定手数料は、ネット証券の中でもかなり安い方に含まれます。
- 10万円まで:90円(税抜)
- 50万円まで:250円
- 100万円まで:487円
- 150万円まで:582円
- 3,000万円まで:921円
高額な約定金額であっても、手数料がかなり低く設定されている点がおすすめポイントになります。
取引サポート体制
顧客満足度が非常に高いことが、サポート体制が良く整っている証拠になります。
国内主要取引所に上場している銘柄の取引はもちろんできますし、信用取引やNISA、さらに米国や中国等の外国株式、ETF・投資信託まで取引可能で、特に積み立てNISAやiDeCoに使えるETF・投資信託の銘柄数と充実度はピカイチです。
加えて証券取引には欠かせない、株価チャートや株主優待の詳細、四季報情報なども揃っているので、他に資料はいらないほどです。
取引は夜間でも行うことができるため、急な市場変動にも十分対応できるでしょう。
ネット証券ランキングNO.2:楽天証券
日本には多くの個人投資家がいますが、その多くが楽天証券を選んでおり、口座開設数はすでに320万を超えています。
SBI証券と人気を二分するのが楽天証券であり、このどちらかをメイン取引の口座に持つことが重要だと思います。
取引ツール
楽天証券の一番の特徴は取引ツールの使いやすさかもしれません。これも個人の好みがあり、評価は人それぞれですが、楽天証券の【マーケットスピード】という取引ツールはとても人気があります。
個人的にはSBI証券のHYPER SBIに慣れているため現在ではSBIの方が使いやすいのですが、世間的な評価ではマーケットスピードも高い評価を受けています。
またモバイルで使用するiSPEEDは、文句なく使いやすいです。
1回の約定手数料(現物取引)
1回の約定手数料は、ネット証券の中でも最も安い方になっています。
取引手数料は、超割コースといちにち定額コースから選択可能で、超割コースの1回ごとの取引手数料は以下のようになっています。
- 10万円まで:90円(税抜)
- 50万円まで:250円
- 100万円まで:487円
- 150万円まで:582円
- 3,000万円まで:921円
1回ごとの約定手数料は上記になりますが、1日の取引が複数回ある方は、いちにち定額コースを選択する方がお得です。
取引サポート体制
楽天証券で取引を行うことで【楽天スーパーポイントを取得することができる】ため、証券取引プラスαのメリットがあります。
マーケットスピードは、取引に必要となる日経テレコンなどの情報を提供してくれるだけでなく、最高のタイミングで取引できるツールです。
また楽天証券は、投資信託やETF等が充実しており、積み立て投信にも楽天スーパーポイントが付与され、さらには月5万円まで楽天カードでの決済もできるので、大変付加価値が大きい証券会社となります。
私も一度は楽天証券を解約したのですが、楽天カードでの積み立て投信を始めたため、2回目となる口座開設をしました。
現在では5万円の満額を使用して、積み立て投信を楽天カードで引き落としています。これにより確実に楽天スーパーポイントもたまって行きますので二重にお得になります。
ネット証券ランキングNO.3:ライブスター証券
ネット証券でおすすめできる3番目は、ライブスター証券です。実は私個人が長年メインで使っているネット証券がこの【
ライブスター証券】になります。
理由は、圧倒的に取引手数料が安いからです。特にデイトレードを主体にしていますので、僅かな数十円でも年間で莫大な価格差となりますので、数円の違いでも大切にしたいところです。
金利の安さもピカイチですので、メインまたはサブ口座として使わない理由はありません。
取引ツール
ライブスター証券の取引ツールは個人的には使いにくいです。
これも個人の好みがいろいろとあるかと思いますので、実際に使用してから、どの証券会社のツールをメインで見るかを決めるのがいいかと思います。
モバイル用のアプリは、使いやすいので、外にいる時には問題なく取引が可能です。
1回の約定手数料(現物取引)
1回の約定手数料は、ネット証券の中でも非常に安くなっています。(間違いなく約定手数料は最安値)
- 10万円まで:80円(税抜)
- 50万円まで:180円
- 100万円まで:340円
- 150万円まで:400円
- 300万円まで:600円
ネット証券は基本的に約定手数料が安いのが特徴ですが、その中でもライブスター証券は明らかに一番安いですね。
信用取引の手数料は破格の最安値
上記は現物ですが、信用取引になると、ライブスター証券の右に出る会社はありません。
なんと信用取引手数料は金額にかかわらず、完全無料です。
取引サポート体制
株取引で重要になるテクニカルの種類が豊富なlivestarRというツールがあり、初心者から玄人まで、取引をしっかりサポートしてくれます。
さらに利用者の声をシステムに反映するスピードが早く、どんどん使いやすくなっている特徴があります。
と言いながらも、個人的には感性が合わないため、使いにくさを感じています。ただし、どんどん改良されているようですので、今の使いやすさは正直分かりません(笑)
ネット証券ランキング・ベスト3のまとめ
以上が、私が本当におすすめするネット証券会社になります。
以前は、これ以外にもいくつかの証券会社を利用してきましたが、自分に合わないものから解約し、上記3つのネット証券会社に落ち着きました。
使い方としては、
- SBI証券のHYPER SBIを見ながら、マーケット情報を入手し、実際の信用取引は手数料無料の
ライブスター証券で行う。
(楽天証券がメインの人は、マーケットスピードを見ながら、実際の取引はライブスター証券で行う) 楽天証券では、楽天カードを使用して、積み立て投信を行う。
ハッキリ言って、銀行貯金は低金利過ぎて意味ありません。ある程度の動かせる現金以外は、全て投資に回すべきだと私は思っています。
余剰資金は日々の株式トレードに使用し、貯金分として積立投信も合わせて行うのがベストですね。- iDeCoと積み立てNISAも満額で行う。現在は両方ともSBI証券を利用しています。もちろん楽天証券でも構いません。
よって結論としては、SBI証券、楽天証券、
ライブスター証券の3社(またはSBI証券(
楽天証券)と
ライブスター証券の2社)の口座を開設して、投資生活を送るのが現状のベストとしておすすめします。
また上記3社以外の証券会社を検討したい玄人好みの方のために、もう1社ほどおすすめしたいと思います。
ネット証券ランキングNO.4:松井証券
松井証券の最大の特徴は、取引金額が少ない時の手数料の安さです。
取引ツール
松井証券の取引ツールは、ネットストック・ハイスピードで、こちらも使いやすいと評判です。
1回の約定手数料
- 50万円まで: 無料
- 100万円まで: 1000円
- 200万円まで: 2000円
松井証券では、現物と信用のどちらも取引合計金額が1日50万円以下であれば、手数料は無料になります。
最初は少額から取引に慣れたいという方にとって助かるサービスです。
ただし、100万円を超える取引には、かなり高額な手数料が設定されているため、小額投資以外にはおすすめできません。
デイトレーダーにおすすめの一日信用取引
松井証券を利用すべき人は、
- 一日50万円までの少額投資をする人
- 完全デイトレーダー
です。
松井証券には、「一日信用取引」の制度があり、取引手数料は無料となっております。よって、翌日には持ち越さないデイトレーダーにはライブスター証券同様にオススメできる会社となります。
また新興市場の空売りができない銘柄でも空売りが可能な、「プレミアム空売り」制度がありますので、こちらも玄人好みのサービスと言えます。
まとめと個人的おすすめの証券会社
基本的にはメインの証券会社とサブの証券会社の2社の口座を開設して株取引をするのがベストです。
何らかの関係でエラーや障害が起きることもありますので、1社ですと取引が全くできなくなるので、リスクが大きいと言えます。
- メインに相応しいネット証券
★SBI証券
★楽天証券
この2社のどちらかをメインにすることをオススメします。
どっちがよりオススメというのはなく、トレードツールの相性で選ぶのがいいでしょう。
ちなみに私はSBIのツールであるHYPER SBIがとても使いやすいため、SBI証券をメインの口座にしています。 - サブに相応しいネット証券
★これはライブスター証券の一択となります。
取引手数料が圧倒的に安いので、SBIをメインにしているつもりですが、結局はライブスター証券で取引することが多いです。ハッキリ言ってメインとサブが逆転してしまっている状況ですね。
ただし、ライブスター証券の取引ツールが私には使いにくいため、SBI証券でチャートを確認し、ライブスター証券で取引することを私はしています。