精力減退は男性にとって切実な問題のひとつです。
パートナーに求められた際に応じることができなければ、お互いの関係がギクシャクする原因にもなりかねません。
また何か理由があるはずだと疑われ、別れに発展してもおかしくはありません。
- 以前と比べて精力が落ちたように感じる
- 性欲があまり湧いてこない
といった悩みを持つ男性は多く、精力の維持は男性にとっての永遠のテーマでもあります。
精力の減退に悩む男性がぜひ知っておくべき原因と、主な対策を解説しましょう。
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精力減退の主な原因
40代から50代のいわゆる壮年期にあたる年代では、性生活に悩みを抱える人が多く、中でも精力減退は男性の更年期障害の一つともいわれています。
しかし、30代や20代前半の若い男性であっても精力減退を感じている人は決して少なくありません。
最近では＜草食男子＞と呼ばれる男性も増えており、やる気が起きない若い男性も多いのです。
精力に関する悩みはデリケートな部分でもあるため知人や友人などに相談しづらいケースが多く、症状の改善も難しいのが特徴です。
精力減退を招く原因は大きく分けて次の4つがあります。
- 加齢
- ストレス
- 食生活の乱れ（不摂生）
- 過度な運動
加齢
男性の精力や性欲は15歳前後の思春期にピークを迎え、その後は加齢に伴って少しずつ減少していきます。
精力に密接な関係を持つ男性ホルモンである＜テストステロン＞は精巣や副腎で作られますが、その分泌量も成人する頃にはすでにピークを過ぎ、働き盛りの世代ではすでに下り坂に入っています。
つまり多くの成人男性にとって精力や性欲の減退はむしろ自然で、何らおかしなことではありません。
ただしその減退スピードや程度には個人差があるため、まだ若いのに精力が極端に落ちた、性欲はあるけれども精力がついてこないといった心身のギャップを感じる場合には対策を考える必要があるでしょう。
加齢による精力減退を遅らせ、男性の強さを復活させるには体を若返らせるしかありません。それに必要なのが栄養素になります。
精力増強の栄養素をサプリメントでたっぷり採ることが、男性自身復活ののろしを上げることになります。
ストレス
長時間労働や慢性疲労などによる肉体的なストレスのほか、抑うつや不安、対人関係の悩みなどによる精神的なストレスも精力減退の大きな原因となります。
基本的に肉体のストレスは精神へ、精神のストレスは肉体へと相互に波及する傾向にあるため、どちらかに問題があると心身共に大きなストレスとなり、精力減退を招きます。
同じ環境で生活していても受けるストレスは人によって変わってくるため、生真面目や神経質といったタイプの性格の人は特に注意が必要です。
日常的にそうしたストレスを感じている場合はその根本原因の解消を考えねばなりません。
食生活の乱れ（不摂生）
テストステロンをはじめとする体内の様々なホルモンバランスを正常に保つうえで欠かせないのが栄養です。
食生活が不規則だと必要な栄養が不足したり逆に特定の栄養を摂り過ぎたりするため、体内のホルモンバランスも崩れがちになります。
フライドポテトやポテトチップスなど、トランス脂肪酸を多く含む食物は、心血管疾患や冠動脈性心疾患のリスクを高めるだけでなく精力減退を促進させる恐れもあるため摂り過ぎには注意しましょう。
また、アルコールの飲み過ぎや糖分の摂り過ぎ、喫煙なども同様に精力を減退させる要因となります。
トランス脂肪酸とは
トランス脂肪酸は、一言で表すと「健康に悪い油」のことで、成人病の原因になったり、老化を早めることで知られています。
具体的には下記の三つが代表的なトランス脂肪酸になります。
- マーガリン
- ショートニング
- ファットスプレッド
これらはファストフードや菓子パン他、あらゆる加工食品に混入していますので、食品を買う際には裏面の成分表を確認し、これらが入っていないかどうかを見極める必要があります。
過度な運動
運動を適度に行うことが生活の良いリズムを作るのに役立つことはよく知られています。
しかしあまりに激しすぎる運動は心身を疲弊させ、精力をも減退させる結果につながります。
あなたがプロのアスリートでない限り、翌日以降に疲労を残すような激しい運動を頻繁に行うことはおすすめできません。
1回の運動を長時間行うことも精力に影響するため避けた方がよいでしょう。
精力減退を防ぐための対策
精力減退への効果的な対策は、次のとおりです。
- ストレスを減らす
- 栄養バランスの良い食事を摂る
- 専門家のカウンセリングや治療を受ける
ストレスを減らす
精力減退の大きな原因であるストレスを減らすことは優れた対策のひとつであると同時に、徹底が難しい部分でもあります。
特に男性の場合は仕事や人間関係に起因するストレスが元凶となっている場合が多いため、すべてのストレスを根本からなくすことは難しいでしょう。
その場合は仕事以外でストレス解消できる手段を持つことも良い方法です。
日ごと、週ごとにストレス解消の機会を持つことで、慢性的なストレスから逃れることができます。
ストレスを解消する方法
ストレスを解消するのに効果的な方法は、以下の4つとなります。
- スポーツや運動、筋トレ等で体をよく動かす
- 趣味に没頭する
- 瞑想をする
- セックスをする
これらは全て、ドーパミンやセロトニンを出すことにより、ストレスを一気に吹き飛ばす最も良い方法です。
4番のセックスは、「精力減退なのにセックスかよ」と思うかもしれませんが、最も喜びを感じられる行為の一つですので、ストレスは解消されます。
もしあなたの精力減退の原因がストレスに関係している場合、逆に行為に及ぶことにより解消される可能性もあるとお考えください。
栄養バランスの良い食事を摂る
精力がつくとされる食べ物もいくつかありますが、それらの効力が発揮されるのは規則正しい食事を摂ったうえでの話です。
まずは栄養バランスの取れた食事をきっちり摂り、規則正しい生活を心がけましょう。
間食に糖分や脂質の多い食べ物を摂り過ぎると栄養バランスが崩れやすくなるため、注意が必要です。
サプリメントなどを利用する場合はテストステロンの分泌量を増加させる亜鉛や、その生成を助けるビタミンDなどを摂るのがおすすめです。
専門家のカウンセリングや治療を受ける
専門家への相談はもっとも早く、かつ確実に問題を解決するためのベストな方法といえます。
この分野の専門であるカウンセラーや医師に相談することで症状に応じた適切なアドバイスや治療を受けることができます。
治療を受ける場合は病院の泌尿器科や男性更年期障害の専門外来などが窓口となります。
最近ではテストステロンの血中濃度を高めるためのパッチやジェル、注射薬など、様々なアプローチで治療が行われています。
病気の治療のために薬を服用している場合に副作用として精力が減退する場合もあるので、薬物治療を受ける際は医師の説明をよく聞いて副作用についても頭に入れておきましょう。
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まとめ
精力減退は男性であれば誰でも経験する可能性のある、極めて切実な問題です。
加齢やストレス、栄養バランスの崩れや過度な運動などが主な原因となるため、規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
心身ともにストレスフリーで健康な状態を保つことが精力維持の秘訣です。
生活習慣を改善しても症状が良くならない場合は医師やカウンセラーに相談し、指示を仰ぎましょう。
