若気の至りで入れたタトゥーの除去方法や必要な料金を解説

タトゥーの除去方法と必要な料金 男女の体の悩み

タトゥーを入れたのはいいけれど、歳を重ねるにつれて除去したいという人たちが増えています。

タトゥーを除去したいと考える人には、それぞれきっかけがあります。

結婚や就職、または出産などが主な転機と言えるでしょう。
実際問題としてはタトゥーを入れていると、温泉やプールに入れなかったりというデメリットがあります。

またタトゥーを入れていると、病気になった際にMRI検査が受けられないこともあります。

美容整形の手術の一つとしてタトゥーを除去する技術は発達しています。
しかし問題がないわけではありません。

消費生活センターにはタトゥーの除去手術にあたって、宣伝通りに綺麗に除去できなかった、または後遺症が残ったなどの苦情も寄せられています。

またタトゥーは入れるときは簡単ですが、除去するには長い時間がかかり費用も高額になりがちです。

除去には強い痛みを伴う場合もありますのでその点はあらかじめ了解する必要があります。

ではタトゥー除去にはどういった除去の方法があるのか、そしていくらくらいの料金がかかるのかをみてみましょう。

タトゥー除去の方法

タトゥー の除去はタトゥー の大きさや色によって違ってきます。
大きく分けると下記のような方法になります。

  • レーザー治療
  • 切除縫縮治療
  • 削皮術
  • 皮膚移植

レーザー

一般的にタトゥーを消す際はレーザーが使われることが多いです。

レーザーでの治療というのは、タトゥーの染料をレーザーによって破壊して除去する方法です。

レーザー治療のメリットは施術の際の痛みや身体に対する負担が少ないことと言えるでしょう。
また、除去治療の中ではリーズナブルな料金で除去できる点もメリットです。

切除縫縮治療

切除縫縮治療というのはタトゥーを切除しそのあとを縫合する施術です。
切除する際には一回で終わるケースと、何回かに分割するケースがあります。

それはタトゥーの大きさや場所によって違ってきます。

切除縫縮治療のメリットは短期間でタトゥーを消すことができ、費用も安価なところです。

デメリットとしては全身にタトゥーが彫られている場合はこの治療法は用いることはできないことと、縫縮した傷跡が残ることです。

削皮術

削皮術というのは、文字通り皮膚を削ることによってタトゥーを除去する方法です。
薄いカミソリの刃のような医療機器でタトゥーを削っていきます。

もともとは火傷の跡の傷の治療に使われていた技術です。
削皮術のメリットは大きなタトゥーを一度の手術で除去することができます。

デメリットとしては、皮膚を削った傷跡が残ってしまうことです。

皮膚移植

皮膚移植は植皮と言われている除去法でタトゥーを切除し、その場所に他の健康な皮膚を移植する施術方法です。

皮膚移植ももともとは火傷の治療に用いられていた施術方法です。
急いでタトゥーを除去しなければならな場合などに施されます。

しかし皮膚を移植するために健康な皮膚を傷つけることになりますので、その点が大きなデメリットでしょう。

どの方法でタトゥーを除去するかは、専門医とよく話し合うことが大切です。
いずれにしろ、タトゥーを全く元の皮膚に戻すことはとても難しいことです。

タトゥー除去にかかる費用について

タトゥー除去にはいくらくらいの料金がかかるのでしょうか。

タトゥー除去の料金は病院で受けたとしても、健康保険はきかない自由診療となります。
ですから料金にはばらつきがありますが、タトゥーの大きさによってはかなり高額になることも考えられます。

具体的な料金としては1mm単位で料金が決まっているところもあれば、ざっくりとサイズ別に料金を計算するところもあります。
小さいタトゥーの場合は、料金も安くまた除去も一日で終わることも多いです。

料金に関しては、どの除去方法を選んだとしても病院やサロンによって値段は異なります。

また、治療代金の他に検査料や麻酔の料金が別途必要になりますので、トータルの費用としてはその分も高くなります。

タトゥーの除去にはそれなりのリスクがありますので、事前によくカウンセリングを受けることが大切です。

従来のレーザー治療の場合

最もよく知られているのは、このレーザーによる除去方法でしょう。

レーザー治療の場合の料金は、3センチ四方で三千円以上というのが相場のようです。

ただこれは一回の料金ですので、何回かに分けて治療を受ける場合は数万円かかります。

切除縫縮治療

この方法の場合は手術と同様ですので、1センチ四方で一万円以上かかると考えておきましょう。

また施術料の他に、麻酔の料金などは別になりますので、その経費も考えておく必要があります。

削皮術

削皮術を選んだ場合は、1センチあたり三万円からというのが相場です。

削皮術の場合も切除の料金の他に麻酔料金や薬代などがかかりますので、それらも計算に入れる必要があるでしょう。
またこの方法は皮膚を削り取る際に火傷のような状態になるため、こまめなアフターケアが必要となります。

アフターケアにかかる料金も計算に入れておきましょう。

皮膚移植

皮膚移植の場合は1センチ四方で一万円前後からが相場となっています。

ですので10センチのタトゥーの場合は10万円ということになります。

皮膚移植の場合も手術以外に料金がかかりますので、その点も考慮に入れておきましょう。

まとめ

このようにタトゥーの切除には大きな金銭的な負担と肉体的なダメージを受けることになります。
除去の際に気をつけたいのは、一度で綺麗に除去できるケースだけではないということです。

ですから上にあげた料金はあくまでも目安で、何回くらい施術を受けるかなどは事前のカウンセリングでよく確認してみましょう。
カウンセリングは無料で行っているところが多いので、まずはカウンセリングを受けることをお勧めします。

料金に関しては、安ければ良いというものではないので、多少高額になっても信頼の置けるクリニックなどで受けるようにしましょう。

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