性感染症のイメージとして、性器やその周辺に症状がでるものと思いがちですが、必ずしも性器周辺が全てではありません。
病気によっては喉にも症状がでるケースもあります。
何故ならば性病に感染している男女の性器にはウイルスがあり、それをオーラルセックスによって舐めることにより、喉から感染するためです。
そこで喉に感染する代表的な性感染症である、咽頭クラミジアや咽頭淋病についても書いていきます。
咽頭クラミジアの基本情報
クラミジアは性感染症の中でも、最も感染者が多いと言われます。
クラミジア・トラコマティスという細菌に感染することが原因で、男性よりも女性の罹患者が多いのも特徴です。
ヒトの身体から出ると長く生きられないほど弱い菌なので、性的な接触以外ではほとんど感染しません。
感染ルートとして代表的なのが性交渉で、オーラルセックスなどでは咽頭にも感染するのです。
この喉の咽頭に感染したものを咽頭クラミジアと呼んでいます。
またクラミジア菌が付着した手で目をこすることで、結膜炎などを起こすこともあるので注意が必要です。
咽頭クラミジアはどういう症状がでるのか?
日本では性風俗産業で名目上性交渉を禁止としているため、オーラルセックスを売りとしている店舗も少なくありません。
医学的なデータとしても、こうしたオーラルセックスを主に行う性風俗産業で働く女性の感染率が高いそうです。
実際に風俗店で働く女性は、頻繁に風邪を引くようです。ということは、風俗店に通う男性も風邪の症状が出たら要注意と言えます。
この咽頭クラミジアでは、自覚症状がない場合もありますが、一般には下記の症状が出ます。
一般には風邪の症状が出るため軽症であることが多く、「風邪かな」と自己診断で流すケースも少なくありません。
しかし発熱や風邪の症状がある場合、一般の抗生物質や風邪薬では治らないケースも多く、クラミジア治療薬を服用しないと回復しない場合もあり、注意が必要です。
もし風邪を引いて病院に行っても治らない場合、性病にかかった可能性があることも自覚しましょう。
また、性器にクラミジアが感染した場合ですが、女性の症状としては次のようなものがあります。
ただし約8割の女性が症状に自覚がないともされるのです。
そのため放置してしまうことも多いのですが、これが原因となって最悪は不妊症になる危険性もあります。
感染したまま妊娠、出産となると産道感染を引き起こすリスクもあるので何かしら異変があれば病院で検査をすべきです。
続いて性器にクラミジアが感染した男性の場合ですが、症状としては以下の通りです。
ただ男性の場合も半分程度は自覚症状がないそうです。
放置していると、約5%の確率で精巣上体炎を発症し、男性不妊の原因となるケースもあります。
咽頭クラミジアは治療できるのか?
咽頭クラミジアの治療としては抗菌薬が使われます。
一般的には抗生物質を服用して治療をしますが、重傷であるのなら点滴を打つ場合もあります。
だいたい1週間から2週間程度の治療期間となるのですが、咽頭クラミジアは性器への感染より長い時間がかかるそうです。
服薬治療を行った後に、再度検査をして治癒を確認するようにしてください。
再検査をせずに、治癒が終了していない場合は再発する危険性が高まってしまいます。
ちなみにパートナーがいる場合は、必ず診断を受けてください。
理由はパートナーも感染している可能性が高いためです。
咽頭クラミジアの治療薬とは
咽頭クラミジアにかかった場合、性病科ではジスロマックという抗生物質を使用して治療します。
500mgの錠剤を3日連続して服用するか、または1000mgの錠剤を1回だけ服用するかの選択になります。
ジスロマックには大きな副作用はありませんが、下痢をする人もいて、その場合は1回の1000mgではなく、500gを3日間で合計3回飲むようにします。
基本これで治療は終了します。ジスロマックの有効成分が10日間体内にとどまり、クラミジアのウイルスを撃退します。
ジスロマックには「アジー」という有名なジェネリック医薬品があり、病院に行きたくない人はアジーを通販で入手して自己治療している人が多いです。
咽頭淋病とはどういう病気なのか?
淋病の原因菌である淋菌が、喉に感染したものが咽頭淋病です。
原因としては咽頭クラミジアと同じく、オーラルセックスやディープキスなどがあげられます。
性器に感染していると、同時に咽頭にも感染している可能性が高いため、診断を受けた方がいいでしょう。
一昔前までは咽頭淋病や咽頭クラミジアの検査には、スワブ法といって綿棒を喉に突っ込んで、付着物を採取するのが一般的でした。
この方法は患者への負担が大きかったのですが、近年ではうがいを行って検査する方法が主流となっています。
そのため検査の負担も随分と軽減されているのです。
咽頭淋病の症状にはどんなものがあるのか
以上のように風邪の時にでる初期症状とほぼ同じです。
まったく自覚症状がない、というケースも少なくありません。
ただし放置していると咽頭炎などを発症することもあるので、風邪薬などで症状が治まらないのなら病院に行くべきです。
先述したように咽頭淋病も、性器への淋病と同時に感染する確率が高いものです。
そのため一般的な淋病の症状も紹介しておきます。
男性の症状は次の通りです。
女性の症状としては次のようなものがあります。
男性の場合は多くが症状を自覚しますが、女性の場合は8割が無症状となるそうです。
そのため女性だけだと気がつきにくいので、パートナーが感染していたら治療を受けた方がいいでしょう。
咽頭淋病の治療はどう行う?
咽頭淋病の治療は淋菌に効果のある抗生物質を、服用するのが一般的になります。
重症であるのなら点滴をするケースもあるそうです。
基本的に投薬から治療判定の検査をするまでに、2週間から3週間程度はかかると見ておいてください。
抗生物質は、咽頭クラミジアと同じくジスロマックを使用しますが、自分で解決する場合はジェネリック医薬品のアジーが人気です。
咽頭クラミジアと咽頭淋病の違い
咽頭クラミジアと咽頭淋病は、それぞれ原因となるウイルスに違いがありますが、症状としてはとても似ているため、素人の自己判断は難しいと言えます。
性器に感染すれば、膿が出たり、排尿痛や尿道からの分泌物が出ますし、喉にウイルスが感染すれば、咳・発熱・喉の痛み等の症状が出ます。
どちらに感染しても同じような症状と言えます。
しかし治療薬自体も共通でありますので、どちらにしてもアジーを服用すれば治る問題でもあります。
それでもやはりしっかりとした判断を医師にしていただき、安全に治療したい場合は、やはり性病科に行くのが一番確実でしょう。また郵送での検査もありますので、そちらを利用する方法もあります。
GME医学検査研究所では、HIV・エイズ・梅毒・クラミジア・淋菌・淋病、等あらゆる性感染症の検査が郵送で行えます。
咽頭クラミジア、咽頭淋病まとめ
性感染症は性器やその周辺だけに症状がでるのではなく、咽頭など他の部分にも感染します。
その代表的な存在が咽頭クラミジアや咽頭淋病です。
咽頭クラミジアの原因はクラミジア・トラコマティスに感染することで、主なルートは性交渉になります。
一般的に咽頭へのオーラルセックスやディープキスが原因です。
咽頭淋病の原因は淋菌に感染することで、こちらも性交渉が主な感染ルートになります。
咽頭への感染はクラミジアと同じく、オーラルセックスやディープキスが原因となります。
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