男性の場合、年齢を重ねることで性的な部分にも様々な問題が出てきます。
ED(勃起不全)はその代表ともいえる疾病で、男性としての自信をも失ってしまうため決して馬鹿には出来ません。
性行為を行う相手がいるかどうかという問題ではなく、男性そのもののエネルギーの低下に直面するために自信を失っていくのです。
EDの概要や原因、なってしまった場合の治療法やおすすめの勃起薬を使った解決方法などについてお話しします。
ED(勃起不全)とはどんなもの?
EDとは、Erectile Dysfunction(勃起機能の低下)の略で、定義としては性行為を行うに十分な勃起が得られない、もしくは持続しないといった状態を指します。
EDと聞くと、一般的には勃起そのものができないといったイメージで語られがちですが、硬さが不十分であったり、勃起はしてもしばしば持続しないといった場合もEDになります。
現在日本では、40代の5人に1人が、50代の2.5人に1人がEDを罹患していると統計が示しています。
このことを鑑みると、EDは多くの男性にとって深刻な疾患であるにも関わらず、結構身近なものであることが分かります。
インターネットでは、自身がEDであるかどうかをセルフチェック出来る項目があるため、不安な方は積極的に使ってみましょう。
EDになってしまう原因って?
EDを発症する原因は様々ありますが、ここでは大きく分けて4つのタイプについてお話しします。
器質性ED
主に50代に多く見られる器質性EDは、動脈硬化の進行や神経の障害などが原因で起こります。
血管が十分に広がらず、血液の循環も悪くなる動脈硬化は加齢を代表する欠陥です。
血の巡りが悪くなれば、当然陰茎の海綿体にも血液が流れ込みづらくなり、結果としてEDとして現れるということです。
神経の障害によって引き起こされるEDは、脳出血や脳腫瘍、脊髄損傷、アルツハイマー病などが原因となります。
陰茎に直接損傷を受けるのはもちろん、泌尿器系の病気に罹ることでEDになることもあります。
その他EDと関係のある病気として考えられているのは以下の3つです。
- 脂質異常症
- 高血圧
- 糖尿病
心因性ED
器質性EDは加齢や身体の異常によって引き起こされるEDですが、心因性EDは主に精神的なストレスによって引き起こされるEDです。
これは、神経の性的な興奮が上手く陰茎に伝わらないことが原因で起こります。
ここでいうストレスというのは、仕事や家庭環境、その他諸々のプライベートな事情のすべてが数えられます。
特に多いのは、過去に一度性交で上手く勃起できなかった、もしくは持続させられなかったことがトラウマとなり、心因性EDを引き起こしているケースです。
晩婚化の進む現代では、子供を作るために排卵日を意識し過ぎた結果、それが男性にとっての精神的な重圧となり心因性EDを発症するケースも少なくありません。
薬剤性ED
心身の不調が原因で引き起こされるEDもあれば、ある薬剤を服用することで引き起こされるEDもあります。
薬剤のタイプ別に見てみましょう。
中枢神経に作用するタイプの薬剤
- 解熱剤
- 抗不安薬
- 抗うつ薬
- 向精神薬など
末梢神経に作用するタイプの薬剤
- 筋弛緩薬
- 麻酔薬
循環器系に作用するタイプの薬剤
- 利尿剤
- 降圧剤
- 血管拡張剤
混合型ED
現実問題として、EDを発症する人の多くは、器質性EDと心因性EDの要素をどちらも備えた混合型のEDであることが多いのです。
特に多いのは糖尿病などの生活習慣病に加え、日々の生活のストレスが加算されることで引き起こされるケースです。
EDの治療は何科を受診すべきなの?
EDの治療は、泌尿器科の専門となります。
しかし、クリニックによっては男性器疾患を取り扱っていないところもあるため、事前にHPなどを使って情報を収集しておくと良いでしょう。
また、経口タイプの治療薬が登場したことで、内科でも相談を受け付けているところがあります。
EDにはどんな治療をされるのか?
それでは次にED治療はどのように行われるかみていきましょう。
内服薬による治療とED治療薬の効果比較
EDの治療は、内服薬を用いた薬剤療法が主流です。いわゆるED治療薬とか勃起薬と言われているものです。
流れとしては、簡単な問診票を記入した後、心臓などに異常が無いか、現在服薬している薬剤は無いかなどの質問を受け、異常なしと診断されれば薬剤の処方となります。
内服のED治療薬は現在下記の3種類発売されており、患者の生活スタイルや症状によって使い分けることが可能です。
- バイアグラ100mg
ファイザー社が製造している最も有名なED治療薬。勃起薬ならバイアグラと言われるほどの代表的ベストセラー。
食事の影響を受けるので、空腹時か食後一時間以上してから服用するのがベスト。服用後飲食をすると効果が薄れるのが使いづらいところ。
3種類の勃起薬の中では一番硬くなる。効果は4時間持続する。 - レビトラ20mg
バイエル薬品が製造している、即効性のある勃起薬。服用後早ければ20分で効果が出るので、とっさの時にも重宝する。
飲食の影響を受けにくいので、使い勝手が良い。
硬さは最も自然な形で硬くなる。4時間から8時間くらいは持つ。 - シアリス20mg
イーライリリー社が製造する、最も長時間効果が持続するED治療薬。飲食の影響をほとんど受けずに24時間~36時間くらい効果が長持ちするので、パートナーとの旅行などに使いやすい。
硬さは3種類の中では一番自然で、硬さは上記2製品ほどではない。穏やかな作用なので、行為の2-3時間前に服用しておかないとスタートダッシュは効かない。
ED治療薬ではどれがベストか
バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種類の勃起薬はそれぞれ特色がありますので、どれが一番という訳ではなく、シーンによって使い分けるのがベストです。
風俗などでの短期勝負では一番硬くなるバイアグラがいいと思いますが、行為の前後には一切食事をしないことが条件となります。
食事によって効果が半減しますので、食事が伴う場合には意味がありません。
そういう意味では、レビトラが食事の影響を受けにくく、十分な硬さに加えてある程度の長時間効果が持続しますので、一番使いやすいかもしれません。レビトラこそがオールマイティーの勃起薬と言えるかもしれません。
また彼女や夫婦での旅行などの場合には、飲むタイミングに影響されずに24時間以上効果が持続するシアリスがベストと言えます。いつくるか分からないチャンスと四六時中一緒にいることを考えると、食事に最も影響を受けずに長時間効果が保てるのは一番心強いはずです。
ED治療薬はジェネリック薬品も選べる
勃起薬は、すでにジェネリック医薬品が発売されています。
よって、同じ有効成分でありながら、同じ効果のED治療薬が安く購入できます。
ちゃんとした信頼のおける正規品を使いたい場合には、病院での処方が絶対必要になりますが、恥ずかしくて病院に相談できない場合はジェネリック薬品を使う手があります。
ED 治療薬のジェネリック医薬品は通販で入手することができます
バイアグラ・ジェネリック
バイアグラ・ジェネリックには、カマグラ・シログラ・センフォース・マレグラ等の人気商品がたくさんあります。
早漏で悩んでる方には、バイアグラ成分に早漏防止成分をプラスしたスーパーカマグラ(バイアグラ+早漏防止)があり、かなり人気商品のようです。
レビトラ・ジェネリック
レビトラ・ジェネリックとして人気なのは、バリフとサビトラになります。
またサビトラに早漏防止成分を加えたパワーアップ商品<サビトラマックス(レビトラ成分+早漏防止)>も相当売れているようです。
シアリス・ジェネリック
シアリス・ジェネリック医薬品には、タダリスやタダシップ、メガリスなどの人気商品があり、シアリス成分に早漏防止成分も加えたエキシラーマックス(シアリス成分+早漏防止)などもよく利用されています。
その他の治療法
万が一、内服薬による有効性が認められなければ、陰茎への直接注射や特殊な器具を用いた治療も検討されます。
また心臓の病気等により、内服薬の服用が難しいと判断された場合、次のような処置がとられる場合があります。
陰茎プロステーシス
プロステーシスと呼ばれる人工の陰茎を埋め込み、EDを改善する治療法です。
これはED治療の最終手段とも考えられており、試しにやってみるというものではありません。
陰茎海綿体注射
陰茎に血管拡張薬を注射し、勃起を促す治療法です。
陰圧式勃起補助具
陰茎を専用のシリンダー内に挿入した後、減圧することで勃起を促し、陰茎根部にリングを装着して血流を制御し、勃起を持続させる治療法です。
生理的な勃起とは違う、疑似勃起状態であり、リングの締め付け時間はおおむね30分ほどが限界とされています。
まとめ
EDは、多くの男性にとってナーバスな問題です。
人にはなかなか聞けないからこそ、正しい知識を身に着けて、正しい治療法で改善していきたいですね。
まずはクリニックを受診して、自分がどのような状態であるのか知ることからはじめましょう。
または市販品でもジェネリック医薬品で多くの商品が買える時代ですので、利用されるといいでしょう。
ハッキリ言って医薬品の効果はかなり凄いです。