【砲丸投げ、ハンマー投げ、やり投げ、円盤投げ】陸上の投てき競技の種類と基本ルール

陸上投擲競技 砲丸・ハンマー円盤・やり投げ スポーツ

陸上競技の一角を占める投てき競技について、皆さんはどの程度ご存じでしょうか?

投てき競技として一括りになっていますが、同じ投擲種目でも競技毎にそれぞれ特性が違います。
この記事では4種類の投てき競技と、それぞれの基本的なルールをご紹介します。

陸上の投てき(投擲)種目とは?

投てき種目は遠くに投げる力を競う、代表的な陸上競技の1つです。

フィールドで行われ、跳躍競技とともにフィールド競技に分類されています。

(投擲)投てきする物体によって4つの種目に競技に分けられており、以下の通りです。

  1. 砲丸投げ
  2. ハンマー投げ
  3. やり投げ
  4. 円盤投げ

各競技ごとに投げる方法等も異なり、それぞれの規定があります。

砲丸投げ(Shot Put)とそのルール

shot put

砲丸投げでは、砲丸と呼ばれる金属製の球を投げて、その飛距離を競います。

砲丸の重量と大きさは男女で異なり、一般男子では7.260キログラム、一般女子では4キログラムの砲丸が使われます。

砲丸の投てきは、直径2.135メートルのサークル内で行います。

投てき方法には規定があり、両肩を結ぶ線より前方で行わなければいけません。
また、投げる角度はサークル中心部から34.92度以内に定められています。

砲丸投げの投てき方法は、「グライド投法」と「回転投法」の2つが主流です。

グラインド投法(glide)は、アメリカのオブライエン選手によって生み出された投法です。

投てき方向に対して背を向けた状態で構え、助走の力に加えて体の捻りを利用します。

一方の回転投法は、別競技の円盤投げの投げ方をヒントに考案されました。
回転の遠心力を利用して砲丸を遠くに飛ばします。

参加選手が8人以上の場合は合計3回の試技を行い、最も良い記録を競います。
合計3回の試技を行い、最も良かった記録を競います。

ハンマー投げ(Hammer throw)とそのルール

Hammer throw

ハンマー投げでは、ワイヤーとハンドルが付いた金属製の球を投げて飛距離を競います。
日本では、室伏広治選手の活躍で知られています。

ハンマー全体の重さは男女で異なり、男子では7.26キログラム、女子では4.000キログラムです。
また、ワイヤーの長さも男女で違い、男子の方が少し長くなっています。

砲丸投げと同じ直径2.135メートルのサークル内で投てきを行い、サークル外に出てはいけません。
また、サークル中心から34.92度の角度内へ投げる必要があります。

投てきの際はハンドルを持ってコマのように回転し、遠心力を利用します。

回転数に規定はありませんが、3から4回の回転が一般的です。
合計3回の試技を行い、最も良かった記録を競います。

やり投げ(Javelin throw)とそのルール

やり投げでは、助走をつけて投げたやりの飛距離を競います。
古代オリンピックより行われていた、伝統ある競技です。

やりの長さと重量は男女で異なり、男子のやりは2.6メートルから2.7メートルで800グラム、女子のやりは2.2メートルから2.3メートルで600グラムです。

国際大会の場合、助走路の幅は4メートル、長さは33メートル50センチメートル以上と決まっています。

やりを投げる角度は助走路の先端から8メートル手前の中心点から、28.96度以内に収めなければいけません。
やりの先端部分以外が先に地面についた場合、ファウルとなり無効です。

また、投げられたやりは非常に危険で、過去には審判や他の選手にやりが刺さる事故も起きています。

そのため、他競技のような回転投法は禁止されています。
合計3回の試技を行い、最も良かった記録を競います。

円盤投げ(Discus throw)とそのルール

discus throw

円盤投げでは、ディスク状の円盤を投げて飛距離を競います。
やり投げと同じく、古代オリンピックから行われていた競技です。

使用される円盤は、木材等で出来た胴体部分とそれを囲んだ金属部分で出来ており、性別と年齢で直径と重さが異なります。

一般男子の円盤は2キログラムで直径約220ミリメートル、一般女子の円盤は1キログラムで直径約180ミリメートルです。

また、円盤を投げるサークルの直径は砲丸投げ等に比べ少し大きく、2.5メートルとなっています。
投てきの角度は、砲丸投げやハンマー投げと同じ34.92度以内です。

合計3回の試技を行い、最も良かった記録を競います。
さらに、女子の世界記録が男子の記録を上回っている唯一の投てき競技でもあります。

投てき競技が行われている世界大会

陸上主要競技の一つである投てき競技は、多くの陸上大会で採用されています。
どのような世界大会があるのでしょうか?

世界陸上競技選手権大会

国際陸上競技連盟によって主催される、世界最高峰の陸上大会です。

1983年にヘルシンキで第1回大会が開催され、現在では奇数年の夏季に行われています。

オリンピックの投てき競技

投てき競技の中でも、男子の円盤投げと砲丸投げは、1896年の第1回アテネオリンピックから採用されています。

現在は男女4種目全てが正式競技となっており、世界陸上競技選手権大会と同じく世界最高峰の大会の1つです。

投擲競技まとめ

陸上の投てき競技は、4種目それぞれに異なる規定が定められています。

試技回数等の基本的なルールは似ていますが、投げる物が違っている分、違った魅力があります。

各競技の規定の違いを押さえておくことで、競技理解と楽しみも一段と増すでしょう。

競技観戦の際にはぜひ、各競技ならではの魅力を楽しみたいですね。

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