カタール航空ビジネスクラスQR813の搭乗記【羽田~ドーハ~ニース】

QR813機内 海外旅行記

昨年イタリアローマへの出張の際に利用したのが、カタール航空のビジネスクラスです。

今年はフランスのニースへビジネス出張が決まったので、どこの航空会社にしようかと思って検索し、最初は成田空港発着のエミレーツ航空がいいかなと思っていたのですが、やはり昨年のカタール航空のサービスがあまりにも良すぎたので、結局今回も同じにしました。

深夜0:01発のQR813<羽田→ドーハ便>へ搭乗

カタール航空は日本航空(JAL)と同じアライアンスに属しているワンワールドのメンバーです。

羽田空港にはカタール航空のビジネスラウンジがないため、JALのサクララウンジに案内さます。
昨年は成田発だったため、成田空港のサクララウンジを利用しましたが、羽田のサクララウンジは成田に比べて高級感で劣っている感じがしました。

特に食事エリアはそれほど大きくはなく、どこか普通の食堂のような感じがしました。

有名なカレーライスがここにはありますが、昨年食べて「普通だな」と思ったため、今回は止めようかと思いましたが、やはりちょっと味見をしてみました(笑)自分の体調や時期によっても味や感じ方や評価も変わるものですから。

ちなみに今回はだいぶ美味しく感じられました(笑)相当お腹が空いてたのか、味が向上したのかは分かりませんが、とにかく人というのは期待しずぎるとかえって結果はよくないようです。だからあまり期待せずに行った方が、本当の評価ができると思います。

昨年も「かなりうまい」というブログばかりを見ていましたので、結果「なんだ、こんなもんか」と思ってしまったのかもしれません。しかしながら、ビジネスクラスに乗る前は、ラウンジでの食事は少し控えた方がいいと思います。

特にカタール航空は食事の時間が決まっておらず、好きな時に好きな料理をいくらでも食べられるシステムのため、搭乗後の胃袋の容量は確保しておかなければならないのです。

ところでこのQR813便は0:01発という深夜便ですが、去年に引き続き、20分繰り上げての搭乗となりました。やはり深夜のため、準備が出来ているなら早めに出発をしたいのでしょう。

よって深夜便を利用する場合には、早めの空港着をおすすめします。

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最新のQ-SuiteエアバスA350-1000の機内

カタール航空機内

機内の照明は例によってカタールカラーの紫で、演出もよくできています。
高級感漂う機内は本当に素晴らしいです。

QR813R813アメニティー

着席するとウェルカムシャンパンが配らます。もちろん他のドリンクもオーダーできますし、赤のスパークリングもありましたが、いつも通り白のシャンパンにしました。

アメニティーは昨年と同じイタリアのBricksという高級ブランドでしたが、あの硬い皮ではなく、柔らかい皮に変更されていました。これなら普段でも十分に使えそうです。

カタール航空ビジネスクラスの機内食とメニュー

メニュー

メニュー▲クリックすると大きく見れます。

テーブルの準備

まずはテーブルクロスが掛けられ、明かりが灯り、スターターが配られます。ここのフレッシュジュースは美味しいので、まずはオレンジジュースを頼んでみました。

パンにつけるイタリア・ブランド【モンテヴィビアーノ】のオリーブオイルが最高に美味しく、岩塩と混ぜてパンに付けると最高のうまさを発揮しました。

ちなみにオリーブオイルは味が付いており、今回はスパイシーレモンを選択。他のも試してみましたが、スパイシーレモンが最高に絶品なので、オリーブオイルを選ぶ時は、必ず「スパイシーレモン」がいいと思います。

スープ

セレリアック・クリームスープ。まるでホテル仕様です。

サーモン

前菜のスモークサーモン。サーモンの黒い部分は皮ではなく、海苔です。

ショートリブステーキ

メインの牛肉、ショートリブステーキ。これを食べているのが夜中の2時です(笑)

フルーツの盛り合わせ

デザートは、フレッシュベリーのローズウォーターシロップ。そして定番のゴディバのチョコレート。

何から何まで贅沢なフルコースでした。

その後はシートをフルフラットにして就寝タイム。ここでどれだけ眠れるかが明日の体調を左右します。
とにかくテレビも見ずに寝ることに集中しました。

フルーツの盛り合わせ

到着の2時間前に起きて、朝食を頂きました。カットフルーツです。そして最強のスイカジュース。
このスイカジュースは最高なんです!

寿司

前回は日本食がイマイチで、今回は食べないつもりでしたが、お腹の調子からやはり和食を食べてみたくなりました。

頼んだ寿司は、結構美味しかったです。やはり夜中の2時に分厚いステーキを食べると(笑)、妙に和食が恋しくなるものですね。

今日から1週間は洋食が続くため、やはり和食を食べてみようと思ったのですが、結局これが正解でした。

ドーハのハマド空港でトランジット後、ニースへ向かう

QR53

元々のハマド空港でのトランジットは2時間。しかし早く出発し、さらに早く着いたため、最終的には3時間のトランジットとなりました。

昨年と同じくビジネスラウンジでくつろぎ、ニースでの計画を練りました。3時間はとてもいい時間で、ゆっくりできながらも、長すぎないところがいいですね。

ドーハからニースへの便(QR-53)はA350-900という機材を仕様。
昨年ドーハから羽田への便はこれでした。2019年に入り、ドーハ~羽田間の機材はA350-1000のQ-SUITEに変更されました。

ドーハのハマド空港からニースへのQR53便の機内食

53メニュー

▲ニース行きのQR53のメニューです。クリックすると大きく見れます。

トランジット後は国際便なので全て英語表記です。

ウェルカムシャンパン

まずはウェルカムシャンパン。また白にしました。

たまには赤もいいかもしれないので、次回はそのようにしてみようかと思います。

カタールの絶景

カタール上空からの絶景。ドバイのようにここも凄いですね。まるで未来都市。

カタールの都市

さすがに産油国。その豊かさは半端ないです。

カタール航空の朝食

なんか食べてばかりのような気がします(笑)3時間のトランジット後、QR53便の最初は軽くギリシャヨーグルトにしました。

右上はフレッシュメロンジュース。スイカジュースと同じで、これも最高にうまいです。連続で2杯飲んでしまいました。

機内食のオムレツ

チーズオムレツ。調味料はいつものようにケチャップとマスタードとタバスコを全部頂きました。

メインの後は、また睡眠を取ることにしました。

機内食のハンバーガー

ニースへの到着は午後の13:40予定。到着後は夜まで食事がないので、到着前に起きてハンバーガーをいただきました。

その後無事にニースに到着。20-30分くらい早くついたかもしれません。

カタール航空ビジネスクラスの評価は

とにかくサービスが凄かったです。前回も良かったのですが、今回はさらにおもてなし度が格段に上がっていたように思えます。

CAが常に客席に目を配り、一人一人に丁寧に接するホスピタリティは称賛しかないですね。一つの料理が終わると、それに対する感想も求めてきました。ちょっと面倒なところもありましたが、本当に喜んでくれたかを確認しているのが分かったので、こちらも笑顔で応えました。

食事も昨年同様とても美味しくいただきまし。まさに上空にある高級レストラン。

トイレも連続で使用されない限り、1回1回綺麗にしているようでした。これが世界ランキング一位のエアラインの実力です。

QR054便でニースからの帰国便に搭乗

フランスのニースでのまさかのストライキというアクシデントを乗り越えて、南仏コートダジュール空港に到着しました。

すぐにチェックインをし、ビジネスクラスのラウンジに向かいます。

コートダジュール空港のビジネスクラス・ラウンジがこれまた分かりにくい所にあり、搭乗ゲートに近いところまで進んだ2階にありました。

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ビジネスラウンジでくつろぎ、搭乗までの時間を過ごす

ニース空港の免税店

まずは手荷物検査場を通過し、免税店エリアで最後のお土産を買いました。その後ビジネスラウンジへと向かいます。

ニース空港ラウンジからの眺め

エレベーターに乗って2階に上がります。2階のラウンジからの風景です。

ニースのビジネスラウンジの食事

ラウンジでは、軽めの食事をとります。サラダと温かいスープ、ヨーグルトをいただきました。

カタール航空054

搭乗時間が迫ってきたので、ゲートへ向かい、カタール航空054便に乗り込みます。機材は行きと同じくエアバスA350-900でした。

2018年までは羽田~ドーハ間もこの機材でしたね。今は羽田便もQsuiteになって、より快適になっていますが。
エアバスA350-900は個室感がなく、逆に言えば開放的とも言えます。

A350の3A

3Aの席でドーハへ向かいます。

コートダジュール空港の滑走路

ニースともお別れです。突然のスト等いろいろありましたが、良い旅となりました。

滑走路を走り始めます。何度体験しても、帰り際は感慨深いものがあります。

コートダジュール空港の滑走路の別アングル

何ゆえか、帰国日が一番の晴天となりました。2日くらいは雨にやられました。

ニースでも雨は降りますので、長期旅行には折りたたみ傘は必須です。

ビジネスクラスの機内食とワイン

ビジネスクラスのワインのメニュー、トカイ

これがQR054便のビジネスクラスのメニューと、頼んだデザートワイン(貴腐ワイン)です。

まずはトカイのデザートワイン【トカイ・アスー】とアスパラガスのクリームスープです。めちゃ美味そうですね。

ビジネスクラスの機内食

普段はお酒をほとんど飲まず、飲むときも甘い味のお酒しか飲めませんでした。スパークリングワインやシャンパンなどは1杯は飲みますが、いつもその後はフルーツジュースを頼んでいます。

でも「ちょっとワインリストを見てみるかな」と思ってみていたところ、「デザートワイン」の文字が!!ちょっと興味があったので、頼んでみました。

世界三大貴腐ワインのハンガリー産です。

【Hetszolo】Tkaji Aszu 2008 5 Puttnyos という商品ですね。Tkajiは日本では「トカイ」と呼んでいるそうです。
しかしCabin Crew(CA)は「トカジ」と英語読みで発音していました。「これは最高だよ」と!

貴腐ワインはとても甘くて上品で、甘党の私でも(甘党だからこそ?)最高に美味しいと思えました。こんなに美味しいワインがあったのかと!

ボトルをあけたので、何杯もついでくれますので、すっかり酔っぱらってしましました(笑)

メイン料理

メインのテンダーロイン・ビーフです。まるでレストランですね。さすがは世界ランキング一位の航空会社です。

デザートのベリー盛り合わせ

デザートはいつものフレッシュベリーです。うますぎます。

ニース上空

ニース上空です。

モナコ上空

この辺はモナコ公国あたりの上空だと思います。

ニースからドーハへは6時間くらいのフライトで、美味しい食事とデザートワインのおかげで、快適なまますぐに到着となりました。本当にカタール航空のビジネスクラスは最高です。

ハマド空港でクワイエットルームを利用してみた

カタールのハマド国際空港に着いたのは夜中です。なんとここで7時間55分のトランジット。

カタール航空を利用すると、8時間を超えるトランジットの場合はホテルを無料で用意してくれます。しかし私の便は7時間55分。「わざとか?」と言いたくなるような時間設定です(笑)

ちょっと遅れたり早まったりすれば、8時間を過ぎてしまうような設定ですので、カタール航空に電話で問い合わせてみました。

こちらも高いお金を出して、ビジネスクラスに乗ってますので。すると答えは?

「法律で決まっているので難しいです」とのこと。つまり「5分くらいどうにかならないの?」という交渉は一切できない仕組みなのです。うまく出来ています。これがエミレーツ航空のビジネスクラスなら、6時間のトランジットでホテルを用意してくれます。

カタール航空は素晴らしいですが、ちょっとエミレーツ航空に乗ってみたくもなりますよね。

仕方ないので、ビジネスラウンジに向かいました。今回の目的はクワイエットルームです。
ビジネスラウンジ以外にもクワイエットルームがあるようですが、何かとビジネスラウンジの方が安心です。

カタール航空のクワイエットルーム

これがハマド空港ビジネスクラス・ラウンジ内にあるクワイエットルームです。たぶんいろいろなソファのパターンがあると思いますが、私の割り当てられた部屋はこんな感じでした。周りはとても静かで、あり得ないような静寂さに満ちていました。

二人は入れますが、一人で独占です。申込はクワイエットルームの受付に行き、航空券を見せる感じでOKでした。

座り心地ですが、見ての通り、背もたれが直角のため、睡眠には向いていません。足は伸ばせますが、熟睡はできませんね。

ハマド空港のクワイエットルーム

ソファに座った感じで前を見ると、こういう風景です。前方にはモニターがあり、随時フライト情報が流れています。

極寒のクワイエットルーム

いろいろなブログに書いてあった情報の一つに「ラウンジは半端なく寒い」というものがありました。一つではなく、たくさんのブログに書いてあったのですが、これは本当でした(笑)

そういえば昨年も利用していますが、その時は同じ季節にドイツにも行っており、ドイツの寒さ対策のためにユニクロのライトダウンジャケットを持っていったのです。確かに去年も寒かったのですが、ダウンのおかげでそれ程寒さは感じませんでした。

しかし今回はニースですので、ダウンは持参していません。よって、Tシャツの上に長袖シャツというスタイルだったため、ラウンジの寒さが身に沁みました。

特にクワイエットルームの中は、さらに涼しくしてある感じです。涼しいではありませんね、寝るにはあまりにも極寒です。
耐えられなくなったので、受付にいってブランケットを貸してもらいました。

無料のブランケットがあるのも、他のブログ情報で知っていました。しかしこれでもちょっと寒かったです。

カタールのハマド国際空港を出発して羽田空港へ向かう

なんとか寒さをしのぎながら仮眠もとり、出発時間が来たのでゲートへと向かいます。

QR812機内

機材はエアバスA350-1000【QSuite】です。ビジネスクラス全ての席に扉があり、完全に個室になるラグジュアリー空間です。

▲ちなみに画像の左上に見える人は、バレーボールブラジル代表の方です。代表チームと同じ便になり、私の周りは全員メダリスト達でした。

ブラジルの男子バレーボール代表はこの時点で世界ランキング一位で、リオオリンピック金メダル。その後この便で日本に来て、ワールドカップに参加するとのこと。帰国後見事にワールドカップでも優勝しましたね。

QR812便ビジネスクラスのメニュー

▲QR812便のビジネスクラスのメニューになります。

ニースからドーハへの機内でデザートワインの美味しさを知ったのですが、実は今回羽田空港まで車で行ったため、帰りも自分で運転する必要があり、お酒は一切飲まないことに決めました。本当にもったない話で、次回からは絶対に車はやめようと思います。

さらにどうやらニースで知人から風邪を移されたらしく、また追い討ちをかけるようにクワイエットルームの極寒でそれが悪化し、発熱の気配を感じました。

食欲もあまりなくなり、せっかくのビジネスクラスの飲食を十分に堪能できなかったので、これが一番残念でしたね。

QR812便で食べた、ビジネスクラスの機内食

ビジネスクラスのお寿司

行きに食べたお寿司が結構美味しかったので、帰りの便でも食べてみました。やはりいろいろと工夫しており、機内食としてはかなり美味しいお寿司です。

食欲もあまりなかったので、お寿司はピッタリでした。私の大好きなスウィート・メロンジュースも注文しました。

カタール航空のサラダ盛り合わせ

ミックスガーデンサラダです。ドレッシングはイタリアの高級オリーブオイルMonte Vibianoのスパイシーレモンです。

これが日本未発売で、どこにも売っていません。フランスにもありませんでした。しかしこれが最高なんですよね。半端なく美味い!

特にパンにつけて食べると絶品過ぎて「うまい!」と叫びます!

カタール空港のビジネスクラスに乗ったら、Monte Vibianoのスパイシーレモンは必須です。ちなみに他のフレーバーはここまで美味しくはありませんでした。

Monte Vibiano

Monte Vibianoを検索したところ、オンラインショップでも注文できることが分かりましたが、送料が一万円以上するのでやめました。

ビジネスクラスのチャーハン

卵チャーハンと海老の胡麻胡椒です。実際にはチャーハンではなく、タイ料理風の焼き飯ですね。でも美味しいですよ。

ビジネスクラスのハンバーグ

ビーフステーキのチェダーチーズ掛けです。軽食の欄にあったように軽めですね。

ゴディバとコーヒー

食後にはエスプレッソをいただきました。当たり前のようにゴディバのチョコレートも付いてきます。

本当にカタール空港のビジネスクラスは最高ですね。食事・ワインセレクト・ホスピタリティ、全てにおいて完璧です。

「次はエミレーツ航空にしようかな」とも思いましたが、やはりカタール航空を選んでしまう力がここにはあります。

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