世界中の航空会社の中でもとりわけ評価の高い、ビジネスクラス世界一のカタール航空に搭乗してみました。
成田空港発、ドーハ(ハマド空港)行きのQR807便です。
成田発は22:20ですが、いろいろなブログを見ると、いつも出発が早まるらしいのです。
最終便だからでしょうか?客が遅れない限り早く出発するのだと思います。
この日も30分くらい出発が早まる旨、チェックインカウンターで知らされました。
ビジネスクラスの乗客はJALのサクララウンジも使えるので、出発予定の二時間半くらい前を予定していればちょうどいいかもしれないですね。
しかし、ビジネスクラスのカウンターはガラガラですが、エコノミークラスのカウンターは激混みでした。
本当にビジネスでよかったと思いました。
JALのサクララウンジで一服
成田空港にはカタール航空独自のラウンジはないので、同じワンワールド・グループの「JALのサクララウンジを利用してください」とのことでした。
クレジットカードのゴールドカード保有者が入れる、一般のラウンジとは格が違う内装と雰囲気。入口からしてゴージャスです。
既に20:00を回っていたので、客もまばらです。
カタール航空のビジネスクラスの食事がメインのため、そのためにお腹がいっぱいではいけないので、あえてサクララウンジでは食べないように努力しました(笑)
前もってのブログ情報でカレーが名物らしいという事は知っていましたので、ほんの一口の味見程度にカレーライスを頂きました。
サクララウンジのカレーライスのお味は
世間で言われている程の味ではなかったです。
ビジネスクラスのメニューが控えている場合には、あえて食べるべきではないと思います。どこにもある普通レベルのお味でした。
そろそろ搭乗の時間が近づいて来たので、ラウンジを出ようと辺りを見回すと、私以外にラウンジには一人もいませんでした(笑)
どうやら私が本日最後の客だったようです。
QR807便の機内食メニュー(NRT→DOH)
成田空港発のQR807の機材はB777-200LR。羽田発よりも一つ古い機材でしょうか。
座席は2-2-2の配列で、カプセル式?ではありません。完全に一人の空間にはなれないシートでちょっと残念。まあ帰りは羽田着のQ-Suite(キュースイート)のため「楽しみは後に取っておくか」と無理矢理納得させました。
隣にはイタリア系のイギリス人が座りました。コンセントの場所が分からないらしく、一生懸命に探していたので、教えてあげました。これをきっかけに度々話をするようになりました。
大阪に1ヵ月も滞在したらしいです。海外は長期休暇が当たり前のように取れるので、羨ましい限りですね。
以前にアメリカン航空で乗った便はエコノミーだったのに、隣の席の画面は全く見えない仕様でしたので、何でこれがビジネスクラスなのかと不思議に思いました。
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夜食は和食懐石を頼みました
カタール空港のビジネスクラスの食事は、完全にオーダー制。
いつでも好きな時に好きなだけオーダーができる有難いシステム。
当然最初はスパークリング・シャンパン。しかしかなりの空腹だったため、この後えらい酔うことになります(笑)久しぶりに天地が分からなくなるほど(笑)
スパークリング・シャンパンの後は、いよいよ楽しみにしていた和食懐石。果たしてどんな料理なのか?
CAがテーブルクロスを敷いてくれて、灯りが灯されます。「ここは高級レストランか?」期待が高まります。
「ムムム???これが和食懐石か?これって定食ではないのか?どれどれ」味も期待していたほどではなく、ごく普通でした。
「やはり舌が肥えた日本人には、外人が作る和食では感動できない」本当にそう思いました。外人が作るなら、外国料理がベスト。下手に期待していたので、ちょいがっかりでした。
ドリンクは、コールドプレスのスイカジュースをもらいました。
これが最高に美味しかったです。オレンジジュースも最高。フルーツ関係は文句なしです。
ちょっと定食まがいの和食懐石に納得がいかなかったので、フルーツセットを頼みました。
これは素晴らしいです。シロップも薔薇の香りがして、フルーツも上質。とても美味しく頂きました。
朝食はサラダとパン。調味料も小瓶ごとたくさんもらって何か楽しい気分。
「ALL YOU CAN EAT, ANYTIME」だから本当に王様気分を満喫できます。
ちなみにB777-200LRのシートピッチは2mあります。完全にフルフラットになり、前の部分が広くて楽ちんでした。寝ようとするとCAがベッドメイキングをしてくれます。
またパジャマ(ルームウェア)もイギリスのTHE WHITE COMPANY(ホワイトカンパニー)というブランドで、これは持ち帰りもできます。本当に得した気分です。
贅をつくしたカタールのハマド国際空港
カタールのハマド国際空港に降り立ちました。日本は秋ですがカタールは真夏です(笑)かなり蒸し暑いのを感じました。
まだ早朝なので眠いです。到着後は早速ビジネスラウンジに向かいました。
税関検査を抜けると上の写真のような近未来空間が現れます。
有名なハマド国際空港の巨大ティディベア。みんな写真を撮っていました。
有名だからとりあえず写真を撮っただけで、特になんてことはない巨大ぬいぐるみでした(笑)
写真右側のように、普通に金を売っていました。
オブジェもピカピカでゴージャスです。さすが産油国のオイルマネー。
どこを見ても近未来のセレブ空間ですね。
せっかくなので、飲み物もたくさんいただき、食事も堪能しました。
ちなみにここはトイレもよくできています。常に2人の清掃担当者が付いており、客が用を足すと一回ごとに清掃していました。
まあウォシュレットがないため、便器とは別にシャワー用便器があるため、どうしても汚れるのでしょう。それにしてもサービスは抜群でした。
「空港内はアトラクションか?」いろいろな仕掛けがあって面白かったです。
時間も来たので、次はドイツのフランクフルトへの便に乗るため、搭乗ゲートに向かいました。
ドーハからフランクフルト【Qsuite】QR067搭乗記
カタールのドーハ(ハマド国際空港)で4時間半くらいの休憩をした後、早朝便でフランクフルト国際空港へと向いました。
機材はA350ー1000のQsuite(Qスイート) 。上の写真はカタール航空QR067のビジネスクラスの座席です。
この席は横開きの扉を閉めれば、完全にプライベート空間が確保できる、最高のシートでした。
上の写真は中東の砂漠地帯でしょうか。何もないがいかにも外国に来た感じですね。
↑クリックして拡大。機内食のメニュー(さすがにヨーロッパ便のため、全て英語)
カタール航空ビジネスクラスQsuiteーQR067の機内食
例によってテーブルクロスを敷いてもらい、灯りが灯され、美味しいパンとカットフルーツから。どれも美味です。
続いて今日のメインはオムレツ。
調味料は塩コショウにケチャップとタバスコをチョイス。調味料は自分で選べ、好きなだけもらえます。
なんとこれが激うま!
成田→ドーハ行の和食懐石の遥か上を行く、最高のオムレツ。
「ああーなんと美味しいのだー」あまりの美味しさに心の中で絶叫しました。サイドディッシュも絶叫物です。
出てくる機内食メニューが全て最高
ドーハからフランクフルトまでは6時間くらいだったでしょうか。
到着までの最後の食事にはステーキサンドウィッチをオーダーしました。
今回もケチャップにタバスコをもらいました。
中はこんな感じです。
ケチャップとタバスコを大量にかけて食べます。これがまた美味しいのなんの。これぞビジネスクラスの味と言えましょう。
やはり舌の感性に差があるから、日本人を絶叫させるような和食は外人さんには作れないと思います。
今回のシートはほぼ個室になるので、本当にリラックスできましたし、快適な空の旅を満喫できました。
ゲームも野球のホームラン競争があって、これが単純ながら楽しめました。高得点を連発し、ハイスコアに自分の名前を並べて遊んだのがいい思い出です(笑)
上の写真はトルコ辺りなのでしょうか?
だいぶ景色も変わってきました。
フランクフルト国際空港からフランクフルト中央駅へ
フランクフルト空港からフランクフルト中央駅にSバーン(電車)で向かいます。空港から空港駅へ人の流れにのっていくと上の写真のような券売機がいくつか現れます。
フランクフルト空港の券売機での注意事項
空港から大勢の観光客やビジネスマンが、一斉に雪崩のように券売機に向かうので、一番メインの券売機周辺は物凄い行列ができます。
日本人を見つけると声をかけてきて空いてる券売機に誘導し、教えるふりをして、最後は金を巻き上げる作戦です。
私も声を掛けられましたが「友達を待っている」と適当にあしらい、別の券売機に移動しました。
※とにかくチケット売り場で近寄ってくる人は、全員詐欺師と思って間違いないです。
空港駅ではホームのチケット売り場を利用すべし
実はエスカレーターでホームに降りるとホームにもチケット売り場があり、ここがガラ空きなんです。詐欺師もいないのでチケットはホームで買うことをおすすめします。
ところで、フランクフルト中央駅に行こうとしたのですが、間違えて反対方面の電車に乗ってしまいました。結構乗る人も多かったので、疑わずに乗ってしまったのです。
しかしどこかおかしいと感じたので、すぐに調べたところ、やはり逆だったと判明。すぐ次の駅で降りることにしました。
時刻は午後の遅い時間。上記写真のような家が点在する<のどかな風景>でした。
フランクフルトは大都会でもちょっと数駅離れるだけで、こんな風景が存在します。時間もゆったりと流れているようで、どこか心が癒される気がしました。
電車を間違えても、それがいい旅の思い出となったのです。