日本からイタリアのローマに行く場合、乗継便(トランジット)と直行便から選ぶことになります。
選択する航空会社によって、ローマまでの所要時間や航空券の値段が大きく変わってくることになるので、下記の情報を参考に航空会社を選んでみてください。
日本からローマに乗り入れている乗継便の航空会社
日本からローマへの飛行機は、多くの航空会社が1回のトランジットを含む乗継便を提供していますが、航空会社を大きく3つに分けると次のようになります。
- 中東を経由する豪華さとサービスが売りの航空会社
- ヨーロッパの都市を経由する航空会社
- アジアを経由する格安さが売りの航空会社
中東御三家の航空会社はゴージャスな気分を味わえる
以下の中東系の航空会社はオイルマネーで潤っているため、他の航空会社よりも内装やサービスに力を入れており、優雅なフライトを体験する事ができます。サービスも大変高評価なのでおすすめです。
- エティハド航空:アブダビの航空会社で、経由地はUAEのアブダビ
- エミレーツ航空:ドバイの航空会社で、経由地はUAEのドバイ
- カタール航空:カタールの航空会社で、経由地はカタールのドーハ
中東3社の航空会社であれば、どこでもサービスが良く、ラグジュアリーなローマへの旅を楽しむことができます。
サービスの良さとは反対に航空券は意外と安いのが特徴で、往復で10万円を切るチケットも多く、時期によってはなんと6万円ほどで購入も可能な場合もありますす。平均すると10万~12万円ほどでしょうか。
しかしヨーロッパ経由と比較して料金は安いものの、ローマ到着までのフライト時間とトランジットの合計が、20時間前後になる場合がほとんどで、ヨーロッパ経由の航空会社よりも時間はかかります。
ヨーロッパを経由する航空会社
ヨーロッパを経由するローマ行きの航空会社は以下のとおりです。
- ターキッシュエアラインズ:トルコの航空会社で、経由地はイスタンブール
- スイスインターネショナルエアラインズ:スイスの航空会社で、チューリッヒが経由地
- フィンランド航空:フィンランドの会社で、ヘルシンキが経由地
- KLMオランダ航空:オランダの会社で、アムステルダムが経由地
- エールフランス:フランスの会社で、パリが経由地
- ルフトハンザドイツ航空:ドイツの会社で、ミュンヘンとフランクフルトが経由地
- ブリティッシュ・エアウェイズ:イギリスの会社で、ロンドン経由
- 日本航空:ヘルシンキ、またはロンドン経由
こうした航空会社を利用すれば、乗継1回でローマに到着しますが、フライトと乗継時間を合計すると17時間から25時間ほどとなり、便によって差があります。
よって選択する便によっては、中東御三家と同じくらいの所要時間か、かえって長くなる場合もありますので注意が必要です。
チケットの値段は、中東御三家よりも若干高くなり、12万円以上である場合がほとんどです。所要時間によっては中東御三家よりも料金が高いのに、時間がかかる場合もありますので、よく検討してください。
アジアを経由するローマ行きの航空券
アジアを経由してローマに行ける航空会社は、以下のようになっています。
- 中国南方航空:広州・武漢を経由
- 中国国際航空(エアチャイナ):北京を経由
- 中国東方航空:浦東(プドン)を経由
- アシアナ航空:韓国の航空会社でソウルを経由
- 大韓航空:ソウルを経由
アジアを経由してローマに行く航空会社の特徴は、チケット料金が安いことです。7万円~9万円くらいが相場となっています。
日本からローマへの直行便は実質1社
日本からローマへの直行便は、以下のようになっています。
- アリタリア-イタリア航空
- 全日空
全日空の日本~ローマ便については、イタリア航空とのコードシェア便であるため、直行便は実質アリタリア-イタリア航空のみとなります。
直行便であるため、日本とローマの間を約13時間で移動することができますが、料金は最安値でも15万円以上となります。
乗継便と直行便の選択方法
乗継便と直行便のどちらが良いのか、これは個人によって異なってきます。
日本からローマまでの移動時間を短くするなら、当然アリタリア-イタリア航空の直行便の一択となります。
逆に航空料金を少しでも抑えたい方であれば、アジア経由の中国系・韓国系の航空会社がおすすめになります。(予算に上限がある学生さんや卒業旅行などは、アジア系の航空会社でもいいかもしれませんね。)
料金とフライト時間とサービスの全てにこだわりたいという方であれば、中東御三家を利用してローマ行きのチケットを購入するのがベストとなります。
理由は安全性とラグジュアリーなサービスの両方を兼ね備えていて、一番優雅なフライトを楽しむことが出来るからです。
ローマ行航空会社の選び方のポイント
日本からローマに行く場合の乗継(トランジット)便と直行便について解説してきました。
直行便はアリタリア-イタリア航空の1社のみで、当然フライト時間は一番短くなりますが、チケット代金は最も高めの設定になっています。
乗継便であれば料金を節約することができますが、その分フライト時間は長くなってしまうようです。
それぞれのチケットにメリットとデメリットがありますが、時間的にも20時間程度のフライトで、料金が往復10万円くらいとなり、さらにサービスも兼ね備えている中東系の航空会社を個人的には推奨します。
私はアライアンスで決めています
上記の解説は客観的なものですが、私の完全な個人的意見としては、航空会社はアライアンスで決めるのが一番だと思っています。
要するに、JALマイルを貯めている方は、ワンワールド加盟の航空会社。ANAマイルを貯めている方は、スターアライアンス加盟の航空会社がベストだと思います。
やはりヨーロッパまで行くと、たまるマイルがとても大きく、例えばビジネスクラスで乗った場合、往復で2万マイルも貯まるのです。
これだと台湾や香港・グアムまでの往復チケットと交換することができますので、とてもお得になります。
どうしても同じアライアンスで都合の良い航空会社がない場合には、中東御三家から選べば間違いはありません。
私もヨーロッパに行く場合には、いつもカタール航空を利用しています。