イタリアローマの治安は悪い?注意しておきたい犯罪の手口と対策

普段から治安の良い日本で生活している日本人が、海外で犯罪の被害に遭ってしまうというケースは決して少なくありません。

イタリア・ローマ旅行に行く前に、現地の治安について調べておきましょう。

「海外イコール治安が悪い」というイメージを持っておられる方も多いかもしれませんが、ローマの世界平和指数ランキングは36位です。

殺人発生件数は10万人当り0.81人であり、台湾と同じような数字になっています。
イタリア全体としては1990年から殺人発生件数が下がり続けているので、イタリア政府による治安対策の成果がしっかりと出ているようです。

上記のように重大犯罪事件については年々減少しているものの、軽犯罪については引き続き増加傾向が見られるため注意が必要です。

イタリアで多く見られる犯罪の手口とは?

重大な犯罪事件は少なくなっているものの、外務省によると以下のような犯罪は増えていると報告されています。

  1. スリ
  2. ひったくり
  3. 置き引き
  4. 詐欺
  5. 車上荒らし
  6. 睡眠薬強盗

こうした犯罪は、事前によく注意していれば防げるものがほとんどなので、どのような手口で行われているのがチェックしておきましょう。

スリや置き引きによる被害

スリの被害が特に多いのは、人が多く集まる観光地(特にスペイン広場)や地下鉄内です。

私が実際に行った場所の中では、フォロロマーノやコロッセオ、トレビの泉は安全でした。

人が多く集まる場所では周りの人との距離が近くなるため、財布などをスラれたことに気付きにくくなります。
さらに親切に荷物を持ってくれたり、道を尋ねられ返答している隙に荷物が盗まれたりする置き引き被害も出ています。

荷物を手放して、地面に置くようなことは絶対にしないでください。

犯人が子供や学生であることも多数報告されているので、「女性だから。子供だから」と勝手に解釈せずに、常に注意しましょう。

ひったくり

道路側を歩いていた時に、オートバイで後方から近寄ってきた犯人にバッグが盗まれるような事件が増えています。

またタクシーに乗っている時にも、窓ガラスを割って荷物を奪われる事もあるので、外からは見えない場所に置いておきましょう。

詐欺による被害

日本人は断れない人が多いので、「押せば騙せる」と思っている犯罪者も多くいます。
法外な料金を要求してくるようなぼったくりバーもありますし、時には警察官を装って騙してくるケースもあります。

知らない人に路上で話しかけられた時は、警戒を怠らないようにしましょう。

たとえ相手が警察官のような格好をしていたとしてもすぐに信用せず、必ず身分証明書の提示を求め、心配なら周囲の人に聞いてみましょう。

車上荒らしによる被害

日本では荷物を車の中に置きっぱなしにしても被害に遭うことは少ないかもしれません。

しかしローマだけでなく海外では、見える場所に荷物を置いておくなら、車上荒らしに遭う確率は非常に高くなります。
必ず見えない場所に荷物は置いておきましょう。

睡眠薬強盗

海外で地元の人と仲良くなれるのは旅の醍醐味ですが、あまりにも簡単に信用するのは危険です。

見知らぬ人から渡される飲食物は受け取らないようにし、一緒に食事をする時も警戒を怠らないようにしてください。

睡眠薬を飲まされて昏睡している間に、全ての荷物を盗まれるというケースが多発しています。
この場合、被害者はほとんどが女性です。男性に声を掛けられてウキウキとすぐについていくのは大変危険であると言えます)

地下鉄やタクシーは安全か?

交通機関の乗り場は、多くの人が集まるため犯罪に巻き込まれる確率が高くなるので注意が必要になります。
スリや置き引き、詐欺といった犯罪に注意してください。

ローマの空港に着くと、すぐに多くのタクシー運転手が声をかけてきますが、法外な料金を請求されるという事件も起きているので注意しましょう。

必ず定額料金が定められている正式なタクシーを選択し、事前に料金が48ユーロである事を確認してください。

特に空港からローマの中心地に向かう時に利用するテルミニ駅は、治安の悪さで知られている場所なので常に警戒する必要があります。

地下鉄内では、リュックサックを背負うのは危ない場合もあります。
できれば手持ちのバッグは、ショルダー掛けにして、自分のお腹の辺りでキープするのが一番安全です。

基本的に一番気を付ける場所は、地下鉄内と思って下さい

これは私の経験ですが、地下鉄駅構内で移民系の男性たちが電話で連絡を取り合っているような場面があります。
そのような人達がこちらを何度か見たら、狙われていると思ってください。

すぐに白人の観光客の近くに逃げるか、場所を移動してください。
(基本的に観光客は犯罪者でない確率が一番高く、特に白人のファミリー客は一緒にいて最も安全です)

治安の悪い土地として報告されている場所

当然ですが、同じローマの中でも比較的安全な場所と危険な場所があります。
以下の場所に行く時には、普通以上の注意を払い、油断しないようにしてください。

  • エスクイリーノ
  • サンバジリオ
  • プラーティフィスカーリ

エスクイリーノは、観光スポットとしても有名なローマ7丘の1つです。
コロッセオからの距離も近く、周囲には多くの観光スポットがあるため、ほとんどの旅行者が訪れる場所です。

しかしエスクイリーノは、ローマ市民からも治安の悪い地域として知られ、警戒する場所になっています。
特に夜間にエスクイリーノを訪れる場合は一層の注意が必要になります。

その他の2箇所は旅行地ではないものの、車でもなるべく通らないように注意してください。

夜の街は安全か?

ローマは街全体が観光地のようなもので、人がたくさんいる場所は夜になっても安全です。中心街では夜遅くまで食事をしている人も多く、大変賑やかです。

私も何度も夜に一人歩きをしましたが、危険な雰囲気は全く感じませんでした。(女性の一人歩きは当然注意が必要で、おすすめはしません)

深夜0:00を過ぎて、2回ほどホテルまで歩いて帰りましたが、全然問題ありませんでした。他の人も多数歩いていますので。

よって、余程人気のない道に迷いこまない限り、中心街では夜もそれほど危険ではありません。

イタリア・ローマの治安と犯罪に合わないための対策

ここまででローマの治安について注意すべき点を紹介してきました。
確かに治安面では心配なことも多くあり、実際に被害が報告されていることもあります。

いろいろと不安になるような情報をご紹介しましたが、ローマはヨーロッパの他の場所より治安は良いと言われています。

ほとんどの犯罪の手口は、他の海外で発生するものと同じであるため、旅行者がきちんと警戒していれば防げるものと言えるでしょう。

犯罪に巻き込まれないためには、旅行中でも警戒を怠らないことです。
確かにローマには、多くの美しい観光スポットがあるので気持ちが高揚してしまうかもしれませんが、日本ではないという事を肝に銘じローマ旅行を楽しむ事が重要です。