イタリア・ローマの気候【天気と気温や季節ごとに準備したい服装・持ち物】

海外旅行記

海外旅行や出張に行く際には、現地の天気や気温、降水量などが気になりますね。それによって持ち物もだいぶ変わるからです。

イタリアは南北に細長く、温暖で四季がはっきりしています。
ローマと東京の気温は年間を通してほぼ同じです。

しかし日本とは反対に夏は雨が少なく乾燥し、冬にやや雨が多い傾向があります。日本のような梅雨の時期はありません。
またローマは緯度が高いので、夏は夜遅くまで明るいのが特徴です。

イタリア・ローマの気候の特徴:地中海性気候

ローマはとても過ごしやすい地中海性気候であり、どんな時期でも楽しめる四季のある地域です。
地中海性気候とは、簡単に説明すると以下のような特徴があります。

  1. 夏:高温で乾燥
  2. 冬:温暖で雨がやや多い

一般に地中海性気候の国や地域は、その過ごしやすさからバカンスを過ごすリゾート地として知られています。

世界を見渡しても地中海性気候の土地はそれほど多くないため、イタリア・ローマは多くの方がバカンスを過ごす場所として有名です。

それではローマの四季の特徴と合う服装について見ていきましょう。

ローマの四季と季節ごとのおすすめの服装

ローマにも四季があり、そういった意味では東京と似ているところがありますので、比較的準備は難しくないといえます。

ローマの春の気候と服装

3月から5月までがイタリア・ローマの春の時期になります。
ローマの春の特徴は、1日の気温差が10度以上になる事もあるなど、朝晩の気温の変化が大きいことです。

日中は日差しも強く暖かくなるので、薄着だけで出かけてしまうと夕方以降に寒い思いをしてしまうので注意が必要です。

  • 3月の平均最高気温16℃・平均最低気温6℃
  • 4月の平均最高気温19℃・平均最低気温8℃
  • 5月の平均最高気温24℃・平均最低気温13℃

4月から5月にかけて気温が高くなっていくので、同じ春でも服装には注意してください。

日中は半袖のTシャツでも過ごせますが夕方にかけて肌寒くなってくるので、長袖シャツやセーター、パーカー等を持っていきましょう。

3月など春が始まったばかりの時期であれば、軽めのダウンジャケットが必要です。
春の時期は日本の気候とも似ていますので、服装の準備はそれほど難しくはありません。

ローマの夏の気候と服装

夏の気候

ローマの夏は6月には本格的になり、たくさんの観光客がビーチで日焼けを楽しんでいます。

  • 6月の平均最高気温28℃・平均最低気温17℃
  • 7月の平均最高気温31℃・平均最低気温19℃
  • 8月の平均最高気温32℃・平均最低気温19℃

日本の夏と大きく異なるのは、夏の時期に雨が少なく、湿度が低いことです。

日差しはかなり強いため日焼け止めなどの対策が必須になりますが、湿度が低いため日陰に入れば比較的涼しく感じます。

ただしフォロ・ロマーノ等の屋外の観光名所は、隠れるような場所が少なく直射日光にさらされる時間が増えるため日焼け対策が重要です。

またローマは日本よりも緯度が高いので、日没時間が遅く日照時間が長くなるため、観光に向いています。

日中はTシャツ1枚でも過ごせますが、日没以降は肌寒く感じることも多いので、長袖のシャツを持参されることをおすすめします。

ローマの秋の気候と服装

日本では梅雨の時期の降雨量が一番多くなりますが、ローマは10月から12月にかけて雨の量が多くなります。

  • 9月の平均最高気温27℃・平均最低気温16℃
  • 10月の平均最高気温22℃・平均最低気温12℃
  • 11月の平均最高気温17℃・平均最低気温8℃

ローマの秋は、雨がやや多くなること以外は気候も温暖で過ごしやすい時期と言えます。
とは言え、9月の気温と11月の気温には大きな開きがあり、冬が近づく11月の朝晩は厚手のコートやダウンジャケットも必要になるほどです。

日中はTシャツや長袖シャツで過ごし、朝晩はジャケットやコートを羽織るスタイルが良いでしょう。
ただし11月は冬が近づく時期で気温が結構下がるため、冬の装備がベターです。

基本的には過ごしやすい時期ですが、雨が多くなるため折りたたみの傘を持っていかれる事をおすすめします。

秋から冬にかけて雨が多くなるといっても、日本ほどの降水量ではありませんので、それほどの心配はいりません。
大体東京の3〜5月位の降水量と思ってください。

私がローマに行ったのは、9月の下旬から10月にかかる時期でした。
この時期でも日中の日差しは相当強く、フォロロマーノでは日焼けしてしまうほどでした。
晴れている日の昼間はTシャツで十分で、早朝と夜はそれなりに涼しくなるので、長袖シャツとジャケットで対応しました。
日本の同じ時期よりも寒暖の差があるのが特徴です。

ローマの冬の気候と服装

12月になるとローマの冬が本格的に始まり、秋の爽やかさは感じられず、急激に冷え込むこともあります。

  • 12月の平均最高気温13℃・平均最低気温4℃
  • 1月の平均最高気温12℃・平均最低気温3℃
  • 2月の平均最高気温14℃・平均最低気温3℃

ローマの冬は、日本の冬と同じような感じになるので、日本で着用する冬服を持っていけば問題ありません。

日本の冬との大きな違いは、冬でも湿度があるため気温よりも寒く感じることです。
厚手の洋服やダウンジャケット・ブーツなどの防寒対策をしっかりしておきましょう。

ローマの冬には、トラモンターナという冷たい風が吹くという特徴もあることも覚えておいてください。

ローマ旅行のおすすめの時期と注意点

ローマ市内

ローマには四季があるのでいつ訪れても良いですが、過ごしやすい春と秋がおすすめの旅行シーズンとなります。

夏場は相当暑くなり、さらにヨーロッパのバカンスシーズンにも当たりますので観光客が異常に多く、どこも大変混雑します。

また特にバカンスシーズンの真っ只中である8月は、多くの店やレストランが休業になることもありますので注意が必要です。

私の個人的なオススメ観光シーズンは9月です。日中は大変暖かく9月の下旬でも昼間は半袖1枚で過ごすことができました。
早朝や夜も長袖のシャツ1枚で充分でしたし、雨もあまり降らないので、ベストシーズンの一つではないかと思います。

ローマ の気候、天気、気温、降水量まとめ

地中海性気候のローマは、四季を感じることのできる素晴らしい場所であるため、いつ訪れても抜群に良い旅行を楽しむことができます。

最も滞在に向いている時期は、遅めの春や早めの秋という事になりますが、10月から12月は雨の確率が高まることを覚えておきましょう。

ローマの町並みは石造りであり、雨の時期に行くと大変滑りやすくなるため、靴選びにも注意が必要です。
また日本よりも日差しが強く、想像以上に日焼けしてしまう可能性があるため、日焼け対策も忘れないようにしてください。

とにかくローマはヨーロッパの他の国よりは温暖で、晴天の日も多い土地であるため、バカンスを満喫できる過ごしやすい地域であるといえます。

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