ワキガの臭い対策法

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人に相談しづらい悩みの一つとしてワキガが挙げられます。

ワキガは命に関わるような病気ではありませんが、時として人間関係に関わってくる深刻な悩みのひとつです。

特に汗をかきやすい夏にはワキガを気にするあまりに行動範囲が狭くなってしまったりと、日常生活にも支障をきたすこともありますし、一年を通してワキガが気になる人も結構いるものです。

そこでここではワキガの臭い防止策やワキガ対策としての衣服の選び方、洗い方を考えてみましょう。

ワキガとは?

ワキガは正式には腋臭症(えきしゅうしょう)と言います。

人の汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という二つの汗腺があり、このうちアポクリン腺から出る汗に含まれる皮脂が、体表面の細菌を分解する際に発する強い臭いが<ワキガ>と呼ばれています。

ワキガの原因と症状

前述したようにワキガの原因はアポクリン腺から出る汗の臭いにあります。

アポクリン腺は第二次性徴期に発達すると言われており、思春期にワキガが始まることが多いのです。

ですからワキガがの臭いが活発になる年齢としては、思春期から40代くらいが最も多いと言われています。
他にも下記のような原因が考えられます。

  • 汗の量が多い
  • 遺伝的なもの

これらがワキガの主な原因です。

特に遺伝的な要素は大きく、親がワキガの治療に通っている際にその子供もワキガで悩まされ一緒に治療を受けることも稀ではありません。

余談ですが、一説には耳垢が粘着性の人はワキガが多いとも言われています。
耳垢のタイプも遺伝的な要素が大きいので、ワキガも残念ながら遺伝的な要素が大きいと言われているのです。

ワキガの治療法

昔からワキガで悩んでいる人は大勢います。
そこでいろいろなワキガに対する対処法が試されてきました。

身近な工夫で防ぐことが出来る対処法もあれば、手術など大掛かりな対処法もあります。
主な対処法は下記のとおりです。

  1. 脇毛の処理をしっかりとする
  2. 制汗剤を使う
  3. ポトックス注射
  4. 手術
  5. レーザー治療

これらの方法が現在行われているワキガに対する主な治療法です。

脇毛の処理や制汗剤で対処する方法は簡単で手術などと違い痛みは伴いませんが、その効果には持続性がありません。

手術での処理に関してはいくつかの方法がありますが後遺症として運動障害が残ってしまったり、男性の場合脇毛が生えてこなくなるなどの症状を伴う場合もあります。

またワキガで悩む習慣がついてしまっている人の場合、客観的に見れば臭いはとれているにも関わらず手術後も臭いがするような錯覚に陥ってしまうこともあるのです。

ワキガ対策

ワキガで悩む人のほとんどはワキガ対策に頭を悩ませていると言っても過言ではありません。

特に夏の洋服に染み付いてしまったシミや臭いには敏感になっている人が多いのです。
一見関係ないように見える繊維とワキガの関係ですが、実は両者には密接な関係があります。

洋服の選び方を変えるだけで、ワキガの臭いを軽減させることができるのです。

ワキガ対策としての衣服の選び方

ではどのような衣服を選ぶことでワキガの臭いが軽減されるのでしょう。
ワキガの臭いが軽減される衣服の素材について挙げてみましょう。

  • ポリエステルなどの化学繊維の肌着はつけない
  • 肌に直接触れる衣服は、なるべくコットンなどの天然繊維を選ぶ

特に肌着に天然素材を選ぶことはとても大切なことです。
天然繊維は化学繊維と違い通気性がよく汗が蒸れることが少ないからです。

ワキガの臭いは汗が蒸れることでよりひどくなってしまいますから、ワキガの臭いを少しでも軽減させたい場合は通気性や吸水性の良い素材を選ぶことが大きなポイントとなってくるのです。

また天然繊維の中でもコットンは手に入れやすく吸水性、吸湿性に優れているのでワキガ対策におすすめの素材です。

コットン素材と書かれている衣類でも注意深くタグを調べてみると化学繊維が混ざっていることもあるので、購入の際には注意深く確認することが大切です。

ワキガ対策としての衣類の洗い方

ワキガの臭いが衣服についてしまった場合、きれいにその臭いを取りきることはなかなかできません。
そこでワキガの臭いがついてしまった衣服の洗濯の方法をみてみましょう。

  1. 市販の酸素系漂白剤を使用する
  2. 洗剤を使い衣服をつけ置き洗いする
  3. クリーニング店で汗抜き処理をしてもらう

手洗いで洗濯できる衣服の場合、市販の酸素系漂白剤を使うことでワキガの臭いを落とすことができます。

漂白剤には除菌作用があるため、ワキガのもとになる細菌を減らすことでワキガの臭いを抑えることが出来るのです。
また洗剤につけ置き洗いをすることでも、ワキガの臭いをある程度取ることができます。

難しいのは手洗いをできない衣服の洗濯です。

クリーニング店でドライクリーニングをしてもらうことでワキガの臭いを取ることが出来ると思われていますが、ドライクリーニングではワキガの臭いをとることはできません。

クリーニング店に頼むときは、ドライクリーニングではなく汗抜き処理をしてもらいましょう。

ワキガ対策まとめ

ワキガの臭いを完全に処理することはなかなかできません。

手術などで根本的な治療をすることもできますが、お金や時間がかかりますし、稀に後遺症が残る場合もあります。
けれど衣服の選び方をくふうしたり、こまめなケアをすることで臭いを軽減することはできます。

また最近は脇パッドなどワキガ対策のための商品も数多く出回っていますので、そういった商品を利用することもワキガの臭い対策として有効といえるでしょう。

諦めずに日頃のケアを続けることで日常的なストレスを減らす努力をしてみましょう。

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