ワードプレス作成を進めていく中で実装したい機能が増えていくものですが、それを叶える手段としてプラグインの導入があります。
自分でカスタマイズしなくても上手にプラグインを使う事によってレベルの高いサイトが作れます。
どんなプラグインがおすすめかまとめてみました。
おすすめのプラグイン10選
今回は多くのサイトで使いやすい機能を持ったおすすめのプラグインを、8つ厳選してご紹介します。
- Google XML Sitemaps
- Broken Link Checker
- Search Regex
- Redirection
- Contact Form 7
- All-in-One WP Migration
- WP Multibyte Patch
- UpdraftPlus
- WP Downgrade
- No Self Pings
Google XML Sitemaps
サイトマップの自動生成と通知を行うためのプラグインです。
Googleの規定に準拠した形で生成されるサイトマップは検索エンジンに自動で通知されます。
マップに含めるコンテンツには実際に通知したい重要なページのみを含める形がおすすめです。
SEO対策、インデックス対策のため必ず導入しましょう。
Broken Link Checker
リンク切れを自動でチェックしてくれるプラグインです。
特に外部リンクをした記事を見つける為にはお勧めです。
リンク切れのまま放置することはユーザーに不親切であると同時にSEOの検索順位にも悪く影響します。
リンクを多く設定するようなサイトではかなり有益なプラグインです。
Search Regex
サイト内のURLやキーワードを検索したり、一括で置換したいことがあります。
記事数が多くなってくると手間のかかるこの作業を効率良く行うためのプラグインです。
正規表現を使った柔軟な検索を行うことができるので、重宝します。
Redirection
リダイレクトの管理ができるプラグインです。
Redirectionを使うとサイトのURLが変更された際に正しくユーザーを誘導することができます。
「Page Not Found」、いわゆる「404エラー」はユーザーを落胆させサイトの信頼感を損ねてしまうので、必要に応じてこうしたフォローを行うことはよい対策です。
Contact Form 7
お問い合わせフォームを簡単に作成するためのプラグインです。
やはりお問い合わせフォームは企業のECサイトや各種メディアサイトでは欠かせない機能になっています。
入力に必要な各種コントロールやスパムを防止するための「Google reCAPTCHA」なども設定できる優れたプラグインです。
All-in-One WP Migration
サイトのページを配置するWebサーバーが変わる場合には、当然移転を行う必要があります。
この移転に伴う一連の処理を簡単に行うためのプラグインです。
このプラグインを使うと移行前のサーバーから行うデータのエクスポートと、移行後のサーバーへのデータインポートが驚くほど簡単に行えます。
サイトを丸ごと、データベースも含めて一発で移行できるので、今まで手動でやってたのが何だったのか?と思えるほど便利です。
WP Multibyte Patch
マルチバイト文字を適正に取り扱うためのプラグインです。
マルチバイト文字とは日本語の漢字や平仮名など、1文字を複数バイトで表現する文字を指します。
英語圏で作成されたワードプレスのサイトを日本語環境の端末で表示させる際など、このマルチバイト文字が正しく表示されない文字化けが起きることがあります。
文字化けは文字コードの違いなどによってデバイス単位でも発生することがあるため、ぜひとも入れておきたいプラグインです。
UpdraftPlus
サイトのバックアップとレストア(復元)を行うためのプラグインです。
対象データの指定やスケジュール管理も行えるうえ、保存先をGoogleドライブやDropboxなどのストレージサーバーに設定することも可能です。
バックアップ先を外部サーバーに設定することは、リスクを分散するうえでも有効です。
プラグインを使うかどうかは別にして、万が一のために必ずサイトのデータはバックアップを取っておきましょう。
よって、このプラグインに加えて手動で丸ごとサイトをバックアップもできる【All-in-One WP Migration(上で紹介)】との併用が一番安全です。
WP Downgrade
ワードプレスをアップグレードした際に、稀にエラーが出る場合があります。
実装しているプラグインやテーマがワードプレスの最新バージョンに対応していない場合に起こる現象です。
そのような時に、WP Downgradeのプラグインを使うことによって以前のバージョンに戻し、エラーを回避することができます。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。
No Self Pings
記事を更新する度に自動で届くコメント「ピンバック通知」を解決するプラグインです。
詳しくは下記の記事をご覧下さい。
プラグインを導入する前に確認したいこと
ワードプレスのプラグインはテーマ本体同様に多くの人が開発をしていますが、中には不穏な動きをするプラグインもあるため導入に際しては注意が必要です。
次の点は事前に確認しておきましょう。
- 導入実績
- 更新履歴
- 作者の経歴
導入実績はプラグインに限らずソフトウェアを知るための指標のひとつです。
リリースからどれくらいの期間が経過しているか、どれくらいダウンロードされているのか、更新履歴とあわせて確認しましょう。
基本的に2年以上メンテナンスされていないプラグインはセキュリティ面で不安があるため、おすすめできません。
まとめ
テーマ本体とは別にインストールすることで、様々な機能を手軽に使えるようになります。
導入する際には事前にプラグインの仕様や導入実績、開発元の情報などを確認しておきましょう。
基本的にプラグインはテーマ単体では使えない機能を簡単に実装できる、優れたソフトウェアです。
ただし便利だからと入れ過ぎてしまうと、思わぬ弊害を引き起こす恐れもあります。
プラグイン同士が競合して不具合の元になったり、テーマのバージョンアップを行った時点でエラーが発生したりするケースもあります。
そもそも優れたテーマには本来必要とされる機能が備わっていることが多く、プラグイン無しでも十分優れたサイトを作ることができます。
プラグインの利用は必要最小限の範囲に留めておきましょう。
プラグインを入れ過ぎると思わぬ不具合が発生する原因にもなりかねないため、必要なもののみをインストールして使うことをおすすめします。