ワードプレスのアップグレード不具合を修正するプラグイン【WP Downgrade】

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ワードプレスでブログやホームページを運営していると、定期的にダッシュボードにアップグレードを示唆する更新情報が表示されます。

「WordPress 5.3が利用可能です!今すぐ更新してください」というような表記が出ますね。

今まで10年以上ワードプレスを使用してきましたが、この更新で問題が起きたことは一度もありませんでした。

確かにアップグレード時に「ワードプレスとデータベースを保存してください」とうような注意は出ますが、このタイミングでバックアップを取ったことは一度もありません(笑)

ついにきたワードプレス更新での不具合が発生

WP Downgrade使い方

ところが先日WordPress5.3への更新をした後に、初めて不具合を経験しました。
※上の画像のように更新情報が出ますので、これをクリックしてアップグレードしたら問題が起きたのです。

何が起きたかと言いますと、ワードプレスのテーマに不具合が生じたのです。

私は有料テーマのTHE THOR(トール)を使用していますが、「新規カテゴリを追加」「アイキャッチ画像を設定」「よく使われているタグから選択」等が展開できなくなったのです。「パーマリンクの編集」もできなくなりました。

私のPCの問題かと思い、別のPCから操作しても同じ状況だったので、すぐにザ・トールの会員フォーラムを覗きました。するとやはり同じ問い合わせがいくつもあったようで、対処方法が出ていました。

やり方は、ワードプレスをダウングレードする方法です。

ダウングレードの最強プラグインはWP Downgrade

プラグインの新規追加で「WP Downgrade」で検索してインストール。そして有効化します。

特に設定は必要なく、【設定】カテゴリに「WP Downgrade」が表示されますので、それをクリックすると下記画像のような「WP Downgrade Option」の画面が開きます。

WP Downgrade プラグイン

▲一番上の赤丸で囲んだ場所に、「どのバージョンへダウングレードしたいか」のバージョン番号を入力します。ここでは4.8.9を入力しました。

次に①の【変更を保存】を押すと、その下のオレンジの枠が出現しますので、②の「Up-/Downgrade Core」をクリックします。

WP Downgrade 使い方3

▲お目当てのバージョンが表示されますので「今すぐ更新」をクリックします。

WP Downgrade 使い方4

▲見事にバージョン4.8.9にダウングレードされました。この時点で更新した時の不具合も解消されています。

その後ザ・トールのテーマも対応版が出ましたので、更新することにより、最新のバージョン5.3での不具合も解消されました。

一度ダウングレードしたバージョンを元に戻す方法

WP Downgradeはダウングレードだけでなく、アップグレードもできます。つまり問題の起きたテーマやプラグインが最新版に改良された後、ワードプレスそのものも元に戻す必要があります。

やはり常に進化しているコンピューターの世界ですので、特に問題がない限りは、全て最新版にしておいた方がセキュリティ上安全です。

WP Downgrade 使い方5

▲WP Downgradeの画面を開き、アップグレードしたいバージョン情報を入力します。ここでは4.8.9→5.2.4へ更新。

WP Downgrade使い方6

▲【変更を保存】を押し、【Up-/Downgrade Core】をクリック。

WP Downgrade使い方7

【今すぐ更新】を押します。

WP Downgrade使い方8

これで、ワードプレス本体もアップグレードできました。

WP Downgradeがあればワードプレスの更新も安心

以上のようにWP Downgradeのプラグインは、メンテナンスに必須のプラグインと言えます。

ワードプレスの本体も頻繁にアップグレードされますし、テーマやプラグインもいつ不具合が起きるか分かりません。それぞれ単体で問題がなくても、本体とテーマとプラグインの相互間の相性も影響するのです。

そんな急なハプニングが起きても、一時的にダウングレードすればその場をしのげます。その内テーマもプラグインも対応版が出ますので、そうしたらワードプレス本体も元に戻せばいいのです。

とにかく面倒な設定もないので、予め入れておくべきおすすめのプラグインと言えます。

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