自転車競技の見どころとルール【オリンピックの種目別解説】

オリンピック自転車競技 スポーツ

自転車競技は第1回オリンピックであるアテネ大会から、途切れることなく競技として採用されてきたスポーツです。

プロ選手が参加する人気のある大会が多くあり、プロ選手の参加できないオリンピックはあまり注目されていませんでした。

しかし1992年のバルセロナ大会からプロ選手の参加が認められたため、自転車競技全体への注目度がより高くなっています。

自転車競技の種類と種目はどれくらい?

自転車競技と聞いて、どれくらいの種目を思い出せるでしょうか?
有名な競技については聞いたことがあるかもしれませんが、自転車競技を列挙すると少なくとも10種目以上あります。

  1. ロードレース
  2. トラックレース
  3. マウンテンバイク
  4. BMX
  5. シクロクロス
  6. パラサイクリング
  7. トライアスロン
  8. トライアル
  9. インドア自転車競技
  10. バイクチャンバラなどその他

世界には紹介した10種目以外にも楽しまれている自転車競技もありますが、今回は大きな大会も開かれている有名な4つの自転車競技に絞って紹介していきます。

代表的な種目と見どころを紹介

日本で自転車競技者として登録されているのは、たった5,500人と言われています。
しかし世界では自転車競技の人気は非常に高く、特に以下の4つの自転車競技は人気の高いスポーツです。

ロードレース

ロードレースの中でも、特に有名なのはツール・ド・フランスという大会です。
この大会は開催されてから、すでに100年以上が経過している歴史のあるレースと言えます。

ツール・ド・フランスの舞台として一般公道を使用しているように、ロードレースは基本的に舗装されている一般公道で開催されます。

世界中でロードレースの大会が開かれていますが、レースの競技方法は次のようになります。

  1. チームタイムトライアル
  2. マスドレース
  3. 個人タイムトライアル

★チームタイムトライアルとは、複数のチームの選手全てが同時にスタートしてレースを行い、各選手の合計タイムによって勝敗を決めます。

★マスドレースとは、全選手が同時にスタートして一番早くゴールした選手の勝利という見た目にも分かりやすいレース方法です。

★個人タイムトライアルとは、全選手のスタートのタイミングが異なり、ゴールまでの時間のみで順位を決定する方法です。

レースの種類には次の3つがあります。

  • ワンデイレース:1日で終わる競技で平坦なコースが選択される
  • ステージレース:数日間のレースで、コースは平坦・山岳など様々
  • シリーズ:ワンデイとステージを1シーズン行ないポイント形式で競う

ロードレースは競技人口が多く賞金も良いため、プロ選手もいる自転車競技です。

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トラックレース

トラックレースとは、競技場のトラックを周回して順位を競う自転車レースです。

競輪がまさにトラックレースであり、競技場トラックの1周は250mから500mになっています。

トラックレースで使用する自転車の最高スピードは、最高で時速70kmにも達するので、自転車がカーブしやすいようにコースにはカント(角度)がつけられています。
競技方法は次の9つです。

  1. タイムトライアル:
    計測タイムによる順位
  2. スプリント:
    1,000mほどのコースを2名から4名で順位を競う
  3. チームスプリント:
    1チーム3人でスタートして先頭タイムがチームタイムになる
  4. 個人パーシュート:
    トラック半周離れた場所から2名がスタートして追い抜きで勝利
  5. スクラッチ:
    24名までの選手が同時スタートし順位を競う
  6. ポイントレース:
    複数のポイント通過時の順位でポイントを加算
  7. マディソン:
    2人1組のポイントレース
  8. オムニアム:
    4種目のポイントで争うレース
  9. ケイリン:
    ペースメーカーがいなくなる残り750mからの勝負

同じトラックレースでも競技方法が異なるため、観戦する時は注意してください。

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マウンテンバイク

通常の自転車よりも頑丈なマウンテンバイクを使用した山岳レースです。
細かく分けると5つの競技方法があります。

  1. クロスカントリー:
    規定コースを複数周走るレースで順位を競う
  2. ダウンヒル:
    スキー場を上から自転車で降りるタイムレース
  3. エンデュランス:
    規定の時間内でコースを何周回れるかを競う
  4. エンデューロ:
    コース中のタイム計測区間のみの合計で競う
  5. デュアルスラローム:
    コースを2名から4名の選手が順位を競う

未舗装道路で自転車を巧みに操る選手の技術と信じられないほどのスピードが魅力のレースです。

BMX

8名ほどの選手が車輪の小さなBMXという自転車を使い、周回コースでの順位を競う競技です。

人工的に作られたオフロードコースであり、障害物やジャンプ台なども設置されています。

BMXには順位を競うレースだけでなく、アクロバティックなトリックを審査するフリースタイルと呼ばれる競技もあります。
自転車が体から離れるようなトリックもあり、難易度の高い技が魅力です。

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自転車競技のまとめ

日本では人気が高いとは言えない自転車競技ですが、世界に目を向けるとプロ選手もたくさんいるほど人気があります。

有名なロードレースだけでなく、トラックレースやマウンテンバイク、BMXもオリンピック競技に11種目も含まれています。

しかし競技方法が異なっているものも多く、レース観戦する時には勝敗のつき方がどの方法なのか把握しておきましょう。
個人レースも面白いですが、チーム戦で行われる自転車競技も奥が深くとても面白いスポーツです。

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