自転車競技ロードレースのここが凄い【世界大会・ルール・見どころ】

自転車競技のロードレースは、ヨーロッパで非常に人気の高いスポーツです。

100年以上の歴史を誇るような有名な大会も開催されており、もちろんオリンピックの競技にも正式採用されています。

しかし見た目の順位だけでなく、様々な要素によって順位が変動していくため、正確にルールを理解する事が大切です。
ロードレースに興味があるけど、よく分からないという方にルールやレース観戦のポイントについてご紹介します。

ロードレースの種類と基本ルール

一般道を使う自転車競技ロードレースには、レースの種類が3つあります。

  • タイムトライアル(個人・チーム)
  • ステージレース
  • ワンデーレース(クラシックレース)

ロードレースの種類について正確に理解できると、レースの見方がガラッと変わります。

個人タイムトライアル

選手は時間をずらしてスタートして、ゴールまでのタイムを純粋に競うレースになるので、最も分かりやすいロードレースの種類が個人タイムトライアルです。

個人タイムトライアルでは、他の選手の後ろに付いて空気抵抗を減らすことが禁止されているので、純粋に選手の力の差が表れるレースです。
レースの距離は数kmから50kmほどになります。

チームタイムトライアル

1チームの選手全員が同時にスタートして、ゴールまでのチーム全体の合計タイムによって順位が決まります。
個人トライアルとは異なり、同じチーム内であれば後ろについて空気抵抗を減らすことが許されています。

先頭を走る選手をチーム内で交代しながらレースを進め、チーム全体の合計タイムを短くするチーム戦略が必要なレースです。

ステージレース

数日から3週間の期間にわたってレース(1ステージ)が毎日行われ、最終的に最初にゴールした選手が優勝になります。
ステージレースには20チーム(1チーム9名)ほどが参加し、3,500kmほどのレースの優勝を目指します。

しかしチームのエースがレースに優勝できるように残りの8名はアシスト役に徹するため、出場選手すべてが優勝を目標にしているわけではありません。

チームが協力してレースを行うことで、エースが各レースに優勝するだけでなく、全ステージ終了時に個人総合優勝を獲得できるようになります。
個人総合優勝のタイトル以外に、チームとして次のタイトルも目指すことになります。

  • 山岳賞:設定された山岳ポイント(峠の頂上)での順位による付与ポイント
  • ポイント賞:平坦路に設定されたスプリントポイントでの順位による付与ポイント
  • チーム総合優勝:各ステージのチーム内3位までのタイム合計
  • 新人賞

仮にステージレースごとにエースが優勝しても、チーム内2位3位のタイムが遅すぎるなら山岳賞やポイント賞を獲得できず、さらにチーム総合優勝もできません。

個人を優勝させるだけでなく、チームとして上記の賞を獲得する事を目指すため、レースごとに緻密な戦略が必要になってきます。

ワンデーレース

ワンデーレースとはステージレースとは異なり、1日で勝者が決定するレースです。
つまりゴールラインを最初に越えた選手が優勝したことになるため、観客にとっても分かりやすい自転車競技と言えます。

ステージレースと異なるもう1つの点は、ワンデーレースはコース難易度が高くなっている事です。
例えば石畳のコースを走ることもあり、スピードを維持しながらパンクを避ける運転をするなど高い技術が求められます。

ロードレースの有名な大会とは?

自転車競技のロードレースにおける有名な大会についてご紹介します。

ステージレースの大会と開催時期

ステージレースの中で、忘れてはいけない大会はグランツールと呼ばれる3つの大会です。

グランツールとは、最高のステージレースという意味であり、チームや個人にとってグランツールで優勝することが大変名誉なことになります。

  1. ジロ・デ・イタリア:5月
  2. ツール・ド・フランス:6月から7月頃
  3. ブエルタ・ア・エスパーニャ:8月から9月頃

上記の3大会の他にも、ステージレースに含まれる大会はたくさんあります。

しかし3大会は、日程が2週間から3週間という長期間の大会であり、さらに走行距離は3,500kmを越えます。
加えてレースの難易度の高さと高額な賞金ゆえに、出場自体が最高難度の大会です。

3つの大会の中でも、ツール・ド・フランスはさらに別格のものであり、世界中から注目されている大会です。

ワンデーレースの大会と開催時期

数あるワンデーレースの中で、格式ある大会とされているのがクラシックと呼ばれている12個ほどの大会です。
12大会の中でも、クラシック最高峰とされている大会(モニュメント)が5つあります。

  1. ミラノ〜サンレモ:3月中旬頃
  2. ロンド・ファン・フラーンデレン:4月頃
  3. パリ〜ルーベ:3月頃開催
  4. リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ:4月下旬頃
  5. ジロ・ディ・ロンバルディア:9月下旬から10月上旬

ワンデーレースを観戦する場合、上記のモニュメントと呼ばれる5大会は外せません。
オリンピックで開催されるロードレースは、200kmから250kmほどのワンデーレースに含まれます。

自転車競技★ロードレース★まとめ

日本での人気はそれほど高くない自転車競技ですが、ヨーロッパなどの海外ではスポーツの祭典として非常に高い人気を誇っています。
ステージレースやワンデーレースの最高峰の大会の歴史は、ほとんどが100年以上になっています。

ロードレースの種類によってルールやレース戦略が大きく変わるため、単純に見たままの結果が順位になるとは言えません。
ですからロードレースを観戦する時は、どのような種類のレースなのか事前に調べておくことが重要です。

これからロードレースを見てみようと考えているなら、こちらで紹介したモニュメントやグランツールがおすすめです。

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