アメックスVSダイナースクラブ比較【ステータスカードの違いと特徴】

AMEXとDINERS 株式投資・金融

プロパーカードであるダイナースとアメックスは、どちらのカードもステータス性の高さは十分です。

2枚のカードのどちらかを取得したいと思っている方も多いかもしれませんが、どちらのカードの方が実際のステータスが高いのでしょうか?
両方のカードを取得するのは年会費の負担も大きいので、どちらかをこれから申し込もうと思っている方は参考にしてみてください。

ダイナースとアメックスのステータス比較

アメックスゴールド

アメリカンエキスプレスやダイナースカードを使ってカード決済をするなら、周りの人からの印象がガラッと変わることもあります。

ではどちらのカードを所有している方が、周囲の方から「おおっ」と感じてもらえるのでしょうか?
以下の視点でステータス性の高さを比較していきましょう。

  • 日本でのステータス性
  • 海外でのステータス性

アメリカンエキスプレスとダイナースクラブカードを比較してみると、国によって異なる結果になる事が多く見られます。

日本人の感覚によるステータス性

アメックスとダイナースカードでは、それぞれでカードのランクが異なっているので、まずは整理をしておきましょう。
ダイナースクラブカードのカードランクは以下のようになっています。

  1. ダイナースクラブカード
  2. ダイナースプレミアム

それに対してアメックスカードには、以下のような種類があります。

  1. アメックスカード(グリーンカード)
  2. アメックスゴールド
  3. アメックスプラチナ
  4. アメックスブラック(センチュリティカード)

世間的な評価としては、アメックスゴールドとダイナースクラブカードが同じランクと考えられており、アメックスプラチナとダイナースプレミアムがほぼ同ランクです。年会費もだいたい同じくらいと言えます。

では日本におけるアメックスゴールドとダイナースクラブカードのステータス性について見てみましょう。

日本におけるカードステータスは、主にカードがどれほど広く知られているのかという観点で判断されることが多くなります。

アメックスは積極的に広告を出したり、CMを放送したりしているため、日本での知名度という意味ではアメックスが圧倒的に勝っています。
それに対しダイナースクラブカードは、知る人ぞ知るカードという域を出ないため、ステータス性という意味で日本ではアメックスの方が上です。

海外での評価

ダイナースカード

海外の国の中には、知名度よりも歴史や実際に所有している人物のステータスによってカードステータスを判断する方が多くいます。
ダイナースカードは、1950年に初めて発行されたクレジットカードとして、もっとも長い歴史を誇っています。

さらに海外ではダイナースカードを持っていること自体が身分証明となる場合もあるほどです。
ダイナースカードは、ステータス性でずっとアメックスを大きく上回ってきたため、海外では高く評価されています。

ですから海外へよく出かける方であればダイナース、日本での使用が多い方はアメックスという選び方もおすすめです。

最上位カードにおけるステータス性の比較

ステータス性を比較する上で、カードの種類も重要な要素になります。
ダイナースカードの最上位カードはダイナースプレミアムカードであり、これに値するのはアメックスではアメックスプラチナになります。

しかしアメックスカードには、最高位のカードであるセンチュリオンというブラックカードが存在しています。

最も高いステータス性を誇っているのがアメックスのセンチュリオンであり、これに対応できるダイナースカードは存在しません。
センチュリオンの存在は、アメックスカードの方がステータスが高いと思わせる理由の1つになります。

カード内容から分析する優位性

各クレジットカードの違いについてきちんと理解しておきましょう。

ゴールドカードでの比較

アメックスゴールドの詳細情報は以下のとおりです。

★年会費:29,000円
★家族カード:1枚無料(2枚目以降12,000円)
★ETCカード:無料
★公表限度額:なし
★年齢:20歳以上
★ポイント還元:最大1%

対応するダイナースカードの詳細情報についても紹介します。

★年会費:22,000円
★家族カード:1枚5,000円
★ETCカード:無料
★公表限度額:なし
★年齢:27歳以上
★ポイント還元:最大1%

両者を比較すると年会費は、ダイナースカードの方が安くなっています。

プラチナカードでの比較

アメックスプラチナカードの詳細情報は以下のとおりです。

★年会費:130,000円
★家族カード:無料
★ポイント還元:最大1%
★プライオリティパス:プレステージ無料
★海外旅行保険:1,000万円

対応するダイナースプレミアムカードの詳細情報についても紹介します。

★年会費:130,000円
★家族カード:無料
★ポイント還元:最大2%
★プライオリティパス:プレステージ無料
★海外旅行保険:1,000万円

年会費を含め多くの点が同じような内容ですが、大きな違いはポイント還元率がダイナースカードプレミアムの方が優れている点です。
どちらのカードもJCBと提携しているため国内での利便性にはほとんど差がなく、海外ではアメックスの方が使用可能な店舗が多いようです。

日本で生活しているのであれば、知名度の高いアメックスの方がステータス性は高いと言えるでしょう。
最高ランクのセンチュリオンの存在も、アメックスのステータス性を押し上げています。

しかし海外旅行に行く機会が多いのであれば、歴史の長さなどの理由からダイナースカードの方がステータス性では上を行っています。
最終的には好みによるかもしれませんが、認知度が高いアメックスゴールドやプラチナの方が日本ではおすすめと言えます。

個人的評価とまとめ

アメックスプラチナ

American ExpressとDiners Club Cardの2枚のステータスカードですが、それぞれ根強いファンがおり、最終的には「どちらのサービスが自分に合っているか」という好みの問題になってきます。

ダイナースはレストランウィークや料亭プラン等のダイニング系サービスが人気であり、外食をよくされる方に特に愛されているようです。

私は個人的にアメックスとダイナースの両方を所持してみましたが、ダイナースの食事プランは2回しか使用しませんでした。その理由は、実際にはそれほどお得感はないと思ったからです。

現在は一休レストラン等で、サービスが良くコスパに優れたプランが多く出されており、特にダイナースを利用しなくても不便はありません。またエグゼクティブダイニングに掲載されているレストランで、全く美味しくないお店もあり、その質にも疑問を持っています。もっと厳選した本当に良いお店のみを掲載するべきだと思います。

さらに両方のコンシェルジュも試してみましたが、最近のアメックスの電話応対は神レベルと感じております。本当に親身で心がこもったおもてなしサービスです。

これに対してダイナースはそれほど優れた対応(品格)は感じられませんでした。ごく普通のオペレーターが丁寧に対応している感じです。

もちろんサービスは刻々と変わっていますし、サポートの質も人によってバラつきはありますが、ダイナースは現実的に使用できない店舗もたくさんあることから、使い勝手も含めて、現時点ではアメックスカードを個人的に推奨したいと思います。

アメリカンエキスプレスカード(グリーンカード)

アメックスグリーンカード

ここまでアメックスとダイナースを比較してきましたが、最後にアメックスの基本カードである、アメックスグリーンカードの要点を簡単にまとめてみたいと思います。

アメリカンエキスプレスカードは、別名「アメックスグリーンカード」とも呼ばれています。このカードの特徴は、サービスの質の高さだと言っても過言ではありません。

ステータスカードの代名詞とも言える一枚で満足度の高いカードです。事実、大富豪でもゴールドカードではなく、あえてアメックスグリーンカードをメインにしている人も珍しくありません。

トラベルサービスに特化しているカードでもあるので、よく旅行に行く人にもとてもうれしい1枚だと言えるでしょう。

入会初年度は無料で利用できる

入会した年は一年間の年会費が無料になります。通常は12000円+消費税の支払いが必要になるので、かなりメリットが大きいと言えるでしょう。まずは気軽にアメックスのサービスを体験できるので、お試しで使ってみるのもいいでしょう。

また空港でいろいろなサービスを無料で受けることもできます。手荷物の無料宅配にポーターサービスなどもあります。

ポーターサービスというのは、空港までバスやタクシーなどで移動してきた場合、乗り場から飛行機のチェックカウンターまで、専用のスタッフが持ってくれるというサービスになります。

海外旅行で利用できる傷害保険が付帯されている

最近は気軽に海外旅行ができるようになったので、よく行かれる人も多いでしょう。しかし、海外は日本に比べて治安も悪い場合も多く、習慣なども異なっているので、体調を崩してしまう人もいるかもしれません。

そんなときに役立つのが海外旅行保険なのですが、アメリカンエキスプレスカードに入会していれば、家族も利用できる海外旅行傷害保険が付帯されているのです。もちろん家族カードを発行する必要もありません。

アメリカンエキスプレスカードの場合には、傷害死亡保険や傷害後遺症保険が最大5000万円まで保障されているのもうれしいことです。

ただし、家族が利用する場合には、最大で1000万円までになります。その他にも障害治療や疾病治療などにも対応していますし、携行品損害まで保障してもらえるのです。

18歳未満でも対応可能なので、このカードが1枚あれば、海外旅行も安心して行けるでしょう。

アメックスグリーンカードまとめ

アメリカンエキスプレスカードは、他のカードと比較をしてみても、サービスがかなり充実していますし、受けられるサービスの数も多いです。

トラベルに特化していることで、これだけ質の高いサービスの提供ができるのでしょう。

ステータスカードの入門というだけでなく、メインカードとしての役割も十分にこなす、質の高いクレジットカードと言えます。

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