投資信託で将来の自分への資産を残す方法【積立投資のメリット】

投資信託で将来の自分への 資産を残す方法 株式投資・金融

日本では金利が下がり続けているため、銀行にお金を預けていてもほとんど増えることはありません。
とは言っても、投資をするのはちょっと怖いという方もおられるでしょう。

そのような方に注目されているのが積立投資です。
この記事では積立投資に関して次のような内容をまとめています。

  1. 積立投資とはなに?
  2. 積立投資の注意点
  3. 積立投資のメリットとは?
  4. 目標までの道筋が分かりやすい

資産運用に興味があるものの、今一歩足を踏み出せない方に参考にしていただける内容となっています。

積立投資とはなに?

積立投資について、最初に理解しておきましょう。
投資を行う際、どんな銘柄をどのタイミングで購入するのかを考えなければなりません。

ある程度、株取引に関する知識が必要とされるため、なかなか投資に手が出せない理由となります。

しかし積立投資は、株式や債権などの金融商品をセットにした投資信託を、決められた金額だけ定期的に購入していく方法です。

銘柄の決定、タイミング、投資金額という面倒な問題を解決しつつ、長期的な資産運用を行える特徴があります。

積立投資のメリットについて学んでみよう

積立投資には多くの特徴がありますが、少なくとも以下のようなメリットがあります。

  • 少額から投資可能
  • 複数の銘柄に資産を分散できる
  • ドルコスト平均法が利用できる

積立投資には上記のような魅力的なメリットがあるので、1つずつ解説していきます。

少額から投資ができる

例えば株や投信を行う場合、購入するための最低単位である一単元が決まっています。
つまりその金額以下の投資金額では、投資を行うことはできません。

一単元が大きくなればなるほど、投資するために準備しなければならない資金が増えてしまいます。
結果として投資金額が増えると共に特定銘柄だけに投資資金が偏ってしまうリスクが発生します。

しかし積立投資であれば、最低100円から投資を始めることができ、経済状態に合わせて投資金額を自由に選ぶことが可能です。

複数の銘柄に資産を分散できるようになる

証券会社によって若干異なる部分はあるものの、積立投資は投資信託によって資産運用していくことになります。

投資信託とは一定の金額を証券会社に預け、その資金を利用して証券会社が複数の株式や債権などを購入する方法です。

仮に1社の株式のみを購入するのであれば、その会社の業績に自分の資産の増減が大きく影響されることになるでしょう。
1社のみに影響されず、リスク分散ができるのも大きなメリットになります。

とはいえ、積立投資の中には自分で投資先の株式や債権を選べるタイプもあるため、どのように積立投資を行うのか決めてから証券会社を選びましょう。

ドルコスト平均法を利用できる

積立投資は、一度に多額の投資を行うのではなく、毎月一定金額を投資していくという方法です。
例えば、A社の株式を購入した場合、当然ですが株価は上下するため、購入するタイミングによって金額が異なります。

積立投資を行うと、定期的に金融商品を購入していくため、株価の変動に大きな影響を受けせん。
高い時に買うこともあれば、安い時に買う時もあるため、最終的には平均的な数字で購入できるようになるわけです。

これを「ドルコスト平均法」と呼んでいます。

株価の乱高下が発生したとしても、大きな損失を出さずに済む可能性もあるため、リスク分散という意味でも積立投資にはメリットがあります。

目標までの道筋が描きやすい

積立投資は、貯金と似た部分があります。
20年後に500万円を積み立てたいと考えている場合、1年間に25万円の積み立てが必要になります。

これを1ヶ月平均にすると、毎月約2万円の積み立てを行なっていく必要があるでしょう。

この計算で行けば、運用による利益が無かったとしても目標金額を積み立てていくことができます。

もちろん運用による利益を考慮に入れて積み立てを行なっていくこともできます。
その際は、減債基金係数を使用して毎月の積立金額を決定していく必要があるでしょう。

積立投資の注意点とは?

非常に有効な資産運用方法である積立投資ですが、注意しなければならない点もあります。
実際に投資を始める前に、この注意点だけは理解しておきましょう。

  1. 短期間での利益は難しい
  2. 金融商品の価格変動が分かりにくい

最低でも上記のような注意点は理解しておく必要があります。

短期間での利益は難しい

積立投資のメリットは、少額を一定期間積立するという方法です。

仮に購入している株式の価値が2倍になったとしても、投資している金額が少額であるため、運用利益は少ないままとなります。
急激な運用利益を望むことは避けなければなりません。

金融商品の価格変動が分かりにくい

積立投資では、数多くの金融商品を購入していくため、単一株式の購入と比較すると価格変動による損益を把握しづらくなります。
しかし、これは逆の意味では1社の株式価格の乱高下の影響を受けにくいというメリットとも言えます。

積立投資は、リスクが0という投資方法ではありませんが、少しずつ貯金のように積立をしていきたいという方に向いている投資方法です。

ちょうど貯金と投資の中間に位置しているような方法と言えるでしょう。
魅力的な投資方法ではあるものの、メリットと同時に注意点を理解してから始めるようにしてください。

タイトルとURLをコピーしました